アーカイブ | 6月, 2014

キャシーの精子を欲しがるレズビアン。

15 6月

今年はトロントでワールドプライドが開催されるということで。

「もう今年で7年目かぁ。」

としみじみしつつ、昔のプライドの写真を漁ってたのね。

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「なんかめっちゃ痩せてるんですけどーっ!」

とか自分で自分にツッコミを入れながら。

甘酸っぱくて、汗しょっぱい思い出に浸っていたわけ。

そういえば、6年前のプライドだったけ。

レズビアンの友人の母親に紹介されて、非常に気に入られて。

自分の娘がレズビアンだと知らなかった彼女はキャシーに一目惚れ。

「ねぇ、どうして彼と付き合わないの?」

と娘に後で言ったそう。

レズビアンと明かせない友達は正直に。

「キャシーはゲイだから。」

と代わりにあたしのセクシュアリティを明かしたわけよ。

きっとそこで母親が諦めると思ったんだろうけど。

「じゃ、彼の精子をもらって人工授精したら?」

と母親の斜め上からの予想外な反撃に友達は思わず爆笑。

それ以来、毎年母親の口からこのキャシーの精子トークが飛び出すらしく。

28歳になったら精子をもらってこいと命令されてるんだとか。

そんな彼女も今やトロントを離れ、アルバータ州で仕事をしている。

こんな昔話をしたというのも、キャシーと同い年の彼女は今年28歳。

プライドの写真を見ていて例の精子トークを思い出したキャシーは。

「精子冷凍保存しておいたから!」

と久々の挨拶のつもりで、そんなメールをしたのよ。

そしたら彼女からこんな返事が来たわけ。

「ちょっとトロント帰ったらお話しよう。」

なんかやけに真剣なそぶりで、ちょっと緊張しちゃうあたし。

まさか、本当に精子が欲しいのかしら。

友達の幸せのためなら、精子でも体でも提供するけど。

ちょっとそこらへんの法律の勉強とかしておくべきなのかしら。

というか、6年前のプライドよりキャシーけっこう劣化してるんだけど。

老化+甘いもの食べ過ぎ ↓

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それでも彼女の母親はあたしの精子を欲しがるかしら。

いや、きっとキャシーの子供は可愛いわよ。

とか、無駄にあれこれ考えてしまったあたし。

そんなこんなで、昨日そのレズビアンの友達がうちに遊びに来て。

久々の再会でぎゅっとハグをしたあと、真剣な顔して。

「それで、話って何よ?」

とあっさり切り出すキャシー。

「実はね、私もう精子あるの。」

とか少し意味不明なことを口にする彼女。

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え?精子があるってどういうこと?

ザーメン?

 

 

スペルマ?

 

 

 

雄汁?

 

 

 

もう精子提供者を見つけたってこと?

やっぱり劣化しちゃったキャシーは要なし?

それとも生物学的に精子があるってこと?

科学の進歩って凄い?

頭がこんがらがってきたので。

「どういうこと?」

と素直に聞くことにしたキャシー。

「精子がある人と付き合ってるの。」

“精子がある人”って…なんて表現なのかしら。

いろんな意味でますます混乱してきた。

このままでは埒が明かないので、座ってお茶を飲みながら話を聞いてみると。

半年前より彼女は男性と交際していて、けっこうラブラブなんだとか。

ここ数年女性としか交際してなかったせいか。

彼女がバイだということをうっかり忘れてたあたし。

“精子がある人”=男性という意味で使ってたのね。

精子提供者の座を奪われてライバル意識を感じたキャシーは。

「ちょっと写真見せて。」

とちゃっかり相手の容姿をチェック。

なんと、実にイケメンで優しそうな人。

これなら安心して精子提供者の座を諦められるわ(違う)。

そんなレズビアンではなくバイである友達はけっこう天然な人で。

「精子どこに冷凍したの?」

とか言いながら、うちの冷凍庫を開けて真顔で中をチャックしていたのよ。

精子って、冷凍庫でお肉とか冷凍食品の横で冷凍保存するものじゃないと思うんだけど…。

あえてツッコミは入れなかったわ。

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