アーカイブ | 7月, 2011

負け犬ゲイの春。

31 7月

キャシー、この8月で実はゲイデビュー4周年です。

2007年の東京プライドにワクワクして参加したのが、まだ昨日のよう。

こんなこと言ってしまうと、過去の男たちに怒られるかもしれないけど。

この4年間、納得できるような恋がまったくできなかったのよ。

別に、悪い男とばっかり付き合ってたわけでもないのに。

全然恋愛がうまくいかない。

きっといつの間にか負け癖がついたんでしょう。

振り返れば、そんな自分の初恋は思春期の頃でした。

相手はきっとノンケだったクラスメイトのイケメン君。

声もかけられず、話しかけられれば嬉しくてとてもドキドキしました。

もちろん、そんな恋は叶うはずもないし、そんな恋をしてしまう自分に戸惑って、それどころではありませんでした。

結局、負けが決まった恋愛がスタートだったのよね。

初恋は叶わないとは言うけれど、これがずっと続いたんです。

「キャシーは不細工だし、性格がダメなんだよ。」

ってクラスメイトにも、友達にもさんざん言われて。

中学や高校時代は、鏡さえも見れないくらい自信を失っていました。

そんなこんなで、21歳にやっとカミングアウトして、ゲイコミュニティに繰り出したあたし。

右も左もわからずに、一から自分探しをすることになりました。

可愛い男の子に声をかけられて。

自分でも好いてくれる人がいるってわかったし。

信頼できる友達もたくさん出来て。

自分の性格もそこまで捻くれてないってわかったけど。

まだまだ恋愛には手が出せずにいました。

周りを見渡すと、「寂しいから愛して!」「恋人が欲しいの!」「恋愛がしたいの!」って人がたくさんゲイコミュニティにいて。

それはちょっと違うんじゃないかな、と自分の中で思ってました。

「恋って好きな人がいるからするもんじゃないの?」

寂しいからとか、恋したいとか、そんな理由には納得できませんでした。

それもあってか、彼氏探しはとりあえず忘れて、様々な活動に参加しました。

もちろん、いつでも素敵な出会いがあったらって期待してました。

ハッテン車窓ブログの常連さんならご存知でしょう。

キャシー、この4年でたくさん恋をしました。

片思いのまま、最後まで言い出せない恋もあったし。

巨根のゴーゴーボーイに遊ばれたこともあったし。

フラれて、友達の胸を借りて思いっきり泣いた夜もあったし。

セックスだけの関係で、ダラダラ半年会ってた人もいたし。

キスに何も感じなくて、2ヶ月付き合った人と別れたこともあったし。

親友から急に告白されて、どうしようもなかったときもありました。

いっぱい笑って、いっぱい泣いて、いっぱい学びました。

しかし、ゲイコミュニティとは冷たいもので。

セックスにオープンで、ずっと恋愛がうまくいかずにいたせいで。

「キャシーって真剣な恋愛ができないのよ。」

ってレッテルがいつのまにか貼られていました。

いつも自分を信じて、人目を気にしないようにしてる自分でも。

「あたしって恋愛するには欠陥でもあるのかしら。」

これだけ負けの恋愛を続けていると、本当に凹んだこともありました。

でも、そんなレッテルに負けてたら恋なんてできない。

独身だって、なんだってかまわない。

今を楽しんで、やりたいことやって、食べたいもの食べて、学べるものは学んで、ダメなところは直して、素敵な出会いにはいつでも準備万端でいなきゃって。

自分に言い聞かせて焦らずに虎視眈々と待ち続けて、25歳になったキャシー。

「いい加減に良い出会いあってもいいんじゃないの!」

ってぷっつんしかけた頃、素敵な方に出会いました。

詳しいことはまたいつか機会があれば書こうと思うんだけど。

等身大で向き合える素敵な方とひょんなことで両思いだったことが発覚して、数週間前よりお付き合いを始めました。

「キャシーが恋愛をするなんて、世も末だわ!」

「まさか、キャシーとダブルデートをする日が来るなんて。」

「え?マジで?冗談でしょ?あたし信じないわよ。」

とか、友達から散々な反応をもらって。

「本当にキャシーと付き合ってよかったのかな。」

「もう後悔しても遅いわよ。」

なんて彼と笑い飛ばすしかありませんでした。

正直、この恋がうまく行くかなんて保証はありません。

明日泣きながら、ブログで別れましたって報告してるかもしれないし。

数年後に結婚式の写真をブログに載せて、見せびらかしてるかもしれない。

でもどちらにせよ、自分に素直に生きていきます。

これまでもそうだったし、これからもそうです。

そんなわけで、随分長い前置きになってしまいましたが。

キャシーの「彼氏できました!」報告でした。

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たかがプライド、されどプライド。

30 7月

ブログの更新が一ヶ月も滞ってしまったわ。

というのも、プライドパレード前後の仕事量って半端なくて、今年は例年以上に忙しくて、勝手に休暇を取ってました。

今年で31回目のトロントプライドですが、なんと過去一番規模が大きく、そして過去20年で最も政治的だったそうです。

やっぱり、石原都知事に負けず劣らずの右翼市長ロブちゃんのおかげかしら。

敵が生まれることで、コミュニティの団結凄く強くなったのよね。

なんだか、皮肉なことだけど。

そんなキャシーですが、今年でトロントプライド4年目。

昔のようなワクワクはもう感じなくて、倦怠期のカップルのような感じ。

プライドの写真とか撮ってないので、興味のある方は過去の記事を見て下さい。

ちなみに、今年は一緒にマーチしてくれたドラァグクイーンたちにお水を届けるお仕事をしていたので、例年と違ってかなり地味だったあたし。

観客席から写真を撮っている人たちからは。

「ちょっとどいてよ!ドラァグクイーンの前に立たないで。」

とか、かなりへこむことばかり言われてました。

キャシーも華やかさではドラァグクイーンに負けるわ。

そして、予想外にいろんな人から声をかけられもしました。

というのも、あたし何かレインボーを身につけたくて、朝にバタバタしながら見つけたのがハンカチだったのね。

ハンカチがゲイコミュニティでどういう意味を持つのか、すっかり忘れてました。

キャシーが当日腰につけていたのは、赤、橙、黄、緑、青、紫、ピンクのハンカチだったんですが、これをゲイのコードで翻訳すると。

赤:フィスト大好き!

橙:いつでも、なんでもいいわよ!

黄:おしっこプレイ大歓迎!

緑:お金くれたら、やらせてあげる!

青:アナルは準備万端よ!

紫:こう見えてもいろんなとこにピアス空いてるわよ!

ピンク:悪い子だから、お尻思いっきり叩いて!

まだゲイコミュニティがこんなにオープンではなかった頃。

ゲイはこうしてハンカチでコミュニケーションを取っていたんです。

未だにこの暗号を実際に使ってる人はもういないとは思いますが。

ゲイカルチャーの一つとして、けっこう知られています。

そしてキャシーは知らず知らずのうちに、100万人以上の前でこんな暗号を発信していたことになります。

ストーカーとかついたらどうしましょ。

ちなみに、プライドを歩いた後、ゆっくり散歩しようと思ったら。

ゲイタウンであるチャーチストリートがこんなことになってました。

炎天下の中、この人混みを歩くのは地獄だったわ。

一回りして、熱中症になりそうだったので、クーラーの効いたオフィスに戻って夜10時まで爆睡してしまったあたしでした。

2011年のトロントプライド成績表:

仕事:よくできました。

コスチューム:がんばりましょう。

パーティ:行ってません。

セックス:してません。

配ったコンドームの数:500

クーラーの効いたオフィス:プライスレス

年に一度のプライドなのに、これでいいの?

いいんです!

なんだかんだ言って、やっぱりプライドは楽しいわ。