アーカイブ | 1月, 2009

イスラエルは本当にゲイの人権を尊重しているのか。

29 1月

昨日の記事で。

パレスチナでは、同性愛は処罰の対象で。

イスラエルでは、同性愛者の権利が保障されているって紹介しましたが。

今日はもう少しそこを掘り下げてみます。

先日、トロント大学のゲイ学生たちが企画する反イスラエルの講演会で。

イスラエルで活動するパレスチナ人の女性アクティビストさんの話を聞きました。

彼女が運営しているのは。

イスラエルに住むパレスチナ人の性的少数者のためのグループで。

文化的に、ゲイが好ましく思われない中東で、居場所が無い人たちをサポートしています。

イスラエルはゲイへの人権を保障こそしていますが。

国民がその制度にまだ理解が薄く、反同性愛派のグループも反発が強いです。

IsraelPride

それでも、イスラエルではゲイパレードが行われており。

警察と軍隊に守られながら、聖地エルサレムを行進して行くんだそうです。

行進中に観客にナイフで刺されて、怪我をする事件もあったとか。

まさに命がけです。

イスラエルがここまで同性愛者に力を入れられるのは。

やはり欧米からの援助金があるからです。

あまり知られて居ないと思いますが。

欧米は、中東やアジア、アフリカなどの発展途上国に。

性的少数者の人権を確立させるために、多額の援助金を渡しています。

ネパールなんかも、この援助金のおかげで、昨年同性婚を合法化することに成功しています。

で、そのパレスチナ人の女性アクティビストは言います。

「イスラエルは同性愛者の権利を政治の切り札に使っているんじゃないのか?」

彼女が言うには。

イスラエルは、同性愛者支援の姿勢を大々的に宣伝して。

人権を尊重するイスラエルは善で。

人権を尊重しないパレスチナは悪だという図式を築き上げて。

パレスチナ占領を正当化しようとしているのだそう。

この部分は、あくまで彼女の意見なので。

キャシーはあえてタッチしませんが。

彼女はイスラエルでこんな体験をしたそうです。

イスラエルのゲイパレードは、ワールドプライドって呼ばれているんですが。

イスラエルのパレスチナ占領に反対する在イスラエルパレスチナ人たちは。

イスラエルのプライドへの参加を拒否したのだそうです。

その時、政府関係者に言われた言葉が。

「ボイコットするなら、パレスチナに送り返してもいいんだぞ?その時は、おまえの家族にゲイだってバラしてやる。処刑されるのが落ちだろうな。」

だったんだそうです。

これが本当かどうかは定かではありませんが。

本当なら、私たちのセクシュアリティーと社会状況を利用した悪質な脅迫になります。

ゲイを暴行して、金品を盗んで。

「ゲイだから、届けないと思った。」

とか言ってるアホと同じレベルです。

そのイスラエルの現状を問題視して。

この反イスラエルのゲイ組織が立ち上がったわけです。

彼らは、これから講演会やドキュメンタリー上映など。

イスラエルでのパレスチナ同性愛者の人権の扱われ方を訴えていくらしいのですが。

トロント大学は、この組織を非常に危険視しているようで。

学生自治会やLGBT系組織の会議でのパレスチナ問題関連の話題は禁止されているよう。

かなり圧力を受けながら、活動を続けているんだそう。

民族、宗教、歴史、さらに人権まで混じった難しい問題です。

キャシーは特に、結論を出すつもりはありません。

この記事を通して、こうした問題があるんだって。

心のどこかに留めてくれれば、それで満足です。

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パレスチナ問題とゲイの人権の意外な繋がり。

28 1月

キャシーの周りには数人、本物の学生アクティビストたちがいます。

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自分みたいな、なんちゃってアクティビストとは違って。

彼らはマジで、かなりのリスクを負いながら、学生運動をやっています。

校舎をハイジャックして、警察沙汰を起こしたり。

大学からマークされちゃってる時点で、本当にレベルが違うわ。

そんな中で、知り合った中東生まれのゲイの男の子が1人居ます。

彼はパレスチナ問題について、非常に熱心に取り組んでいて。

トロント大学内で、様々なイベントの企画運営を行っているスーパーアクティビスト。

実はキャシーもかなりパレスチナ問題に関心があったりします。

最近のガザ空襲で名前を聞いたことある人も多いと思いますが。

ここで紹介しようとしたら、それだけで記事3つはかかっちゃうので。

パレスチナ問題を良く知らない方は、ググって下さい。

一般常識として、知っておいて損は無いと思います。

このパレスチナ問題、常に論点となるのが。

イスラエルをサポートするのか。

それとも、パレスチナをサポートするのか。

ってところなんですが。

これが非常に難しい問題なんですよね。

例えば、ドイツなんかはホロコーストの件で、イスラエルをサポートせざるを得ないし。

アメリカも、イスラエルとの関係性が独特で、常にサポートする側にいます。

カナダ政権も、イスラエルをサポートしているので。

反戦デモでは、首相のスティーブン・ハーパーが思い切り批判されます。

彼は同性愛者からも嫌われていて、よく政治批判のネタにされています。

話が逸れちゃったけど。

イスラエルって今はもはや非常に強い力を有していて。

ガザの空襲でもわかるように、パレスチナはもうかなり占領されていて。

テロでイスラエルに反発しては、更なる攻撃を受けている現状です。

この構図、もう非常にわかりやすく。

イスラエルパレスチナ

本来なら、弱者に優しい同性愛者たちはパレスチナをサポートするって思ってたんですが。

そこには、こんな落とし穴がありました。

同性愛者に決して優しくない。

むしろ、毎年キャシーの同胞が殺されまくっている中東では。

イスラエルは、同性愛の人権が保障されている唯一の国なんですよね。

だから、同性愛が処罰の対象となっているパレスチナを応援するのは。

同性愛者の立場からすると、非常に複雑な行為だったりします。

だから、本来左翼主義者と平和主義者の多い。

同性愛者がイスラエルを応援するって不思議な現象が起きているわけです。

キャシーなんて、反戦デモに出没してたりするので。

反イスラエル派ってみんなから思われていて。

たまに友達から。

「あんたゲイなのに、パレスチナ応援してどうすんの?頭悪いんじゃない?」

ってめちゃくちゃ批判されたりします。

たしかに、パレスチナ応援したって。

ハマスさんの同性愛者は精神病って考え方は変えられないと思うんですが。

大切なのは、キャシーがやっていることがゲイのためになるとかじゃなく。

キャシーが信じる人権に沿っているかなの。

同性愛者の人権を有する国だからって。

同性愛者の人権を有さない国を空襲していいわけ?

そんなの賛成できるわけがありません。

筋が通ってないって、こういうことを言うんです。

そんな感じで。

けっこう複雑なパレスチナ問題とゲイの人権の関係が少し見えてきたでしょうか?

ここからは、かなり興味深いです。

昨日、キャシーは反イスラエルのゲイたちが企画した講演会に出席してきて。

イスラエルの同性愛者人権組織で働くアクティビストさんの話を聞いてきました。

キャシー的に目からウロコなことばかり。

でも長くなったので、続きは次の記事で!