お気に入りのイケメン・インフルエンサーがソーシャルメディアで「2021年からカウンセリングを始めました」宣言をしていたので、最近はゲイコミュニティでもこうしてオープンにメンタルヘルスを話す人が増えたのかと感心していたら、友達から痛いところを突かれた。
「カウンセリングに行ってないのキャシーくらいだよ!」
それは流石に言い過ぎだと思うが、カウンセリング受けなきゃと口癖になっているのになかなか行動していない自分がいるのは確か。あたしはコミュニティ団体に勤めていた頃にピア・カウンセリングを提供する側で、メンタルヘルス促進の仕事もしてたので、どこかで「自分は大丈夫」みたいな妙な自信があるのだろう。こうやって無意識に避けているものこそ、対峙する必要があるってことなのかもしれない。
カウンセリングを受けている=心の病気を抱えている人のためのもの、と思っている人も未だに多いが、最近はメンタルヘルス向上のためにカウンセリングを受ける人(特に若い世代)も増えている。それは、メンタルヘルスに対する偏見が減って、オープンに心のメンテナンスの必要性を語る人が増えたからなのかもしれない。周りでは、ストレスの対処法や人間関係のコツなどのスキル向上を目指すためにカウンセリングに通う人もいる。

2020年はカラダの健康に気をつけるようになった(座りすぎて痔にならないように、スタンディングデスクも導入したわ)ので、2021年はココロの健康を優先しよう!と言ったものの、どこから始めればいいの?
「やっぱり、ゲイだからゲイのカウンセラーのがいいのかな?」
そんな質問をされるのを知っていたのか、友達はトロントのLGBTカウンセラーのリストを早速送ってくれた。肩書き、専門のエリア、料金、連絡先、そして、顔写真まで公開されていて、ビックリするくらいアクセスしやすい。「イケメンのカウンセラーもたくさんいるわね」と鼻の下を伸ばしていたら、これは出会い系アプリじゃないから見た目で選んじゃダメよ、と真っ先に忠告された。それにしても、こんなに選択肢が多いと、何を基準にすればいいのか迷う。
オープン・リレーションシップやポリアモリーを専門にしているカウンセラーもいるので、このエリアをもっと開拓したいキャシーにとっては良いオプションである。カウンセラーが自分のアイデンティティを尊重してくれるかどうか心配なら、反差別の視点からカウンセリングを提供していると明確に記載されている人を選ぶのもあり。細かいことは気にせずに、直感に任せてカウンセラーを見つけたという友達もいる。
さて、このブログを書いている時点ではまだカウンセラーを見つけていない。しかし、今年はメンタルヘルスを重視すると宣言した以上、真剣にカウンセラー探しに励むわ。それにしても、笑顔がステキな熊系のカウンセラーについ心が揺れてしまうのは、どうしたら良いのだろう。