30代ゲイのコツコツダイエット

新型コロナウイルスで家に引きこもっている間、実は密かにダイエットに励んでいる。トロントに来てから体重がだいぶ増えて、服のサイズも当時からかけ離れてしまった。帰国する度に母から説教されるのはしんどいが、食べるのが好きなので、ついつい行きつけのカフェでデザートをおかわりしてしまう。しかし、キャシーももうすぐ35歳。そろそろ健康が気になる年頃なのよ。

子供の頃からふっくらしていた自分はよく周りから「ダイエットしろ」と言われることが多かった。「痩せてたまるか!」と、ダイエットに反抗的になってしまうのはそのせいかもしれない。カミングアウトした後は、ゲイ友達から「もっと鍛えればモテるのに」のようなコメントをもらうことも多くなり、周囲のプレッシャーをよく感じていた。それでもジムには行かずに、トロントの美味しいカフェやレストランに夢中になっていた。

友達の間では鬼のようにジムに通って、炭水化物は極力避けて、下着モデルのような身体を持っているにも関わらず「自分は醜い」と感じている人が少なくない。自分のビール腹を可愛いと思ってしまうあたしの立場はどうなるのよ。実際、ゲイコミュニティでは身体を鍛えている人が多い。クラブやビーチパーティに行けば、同じようなボディとファッションのゲイたちに囲まれて、自分だけ浮いていると感じることもある。この見た目重視なゲイカルチャーは深刻な問題でもあって、ゲイコミュニティでは摂食障害を患う人が多い。

見た目重視を批判した矢先に、モテ重視の話をするのも微妙なんだけど、個人的な経験だと太っていた時期の方がモテる気がするのよ。月刊サムソンの表紙のモデルのようにバランス良く太ってなくて、お腹とおっぱいだけ出てる太り方ね。他の友達からも太っているとモテるという話をちらほら聞くから、案外バランスの悪いビール腹を好む人も多いのかもしれない。そのせいか、今までダイエットしても毎回中途半端に終わっていた(きっと自分のせい)。

それに加えて、自分の健康を優先することにさえ苦戦していた。早朝に仕事に行って、夕方は大学院で、気付けばベッドの時間。時間があれば友達やコミュニティに費やして、自分の健康管理がいつも疎かだった。忙しさを言い訳にして、自分の健康と向き合うのを避けていたのかもしれない。だから、新型コロナウイルスで自宅勤務になり、友達にも会えなくなって、この時間を使って自分に合ったライフスタイルを築こうと考えたわけよ。

そんなこんなで、今年の初めから比ベて10kg体重が落ちた。こんなに軽いのは、多分トロントに来た頃ぶりかもしれない。ちゃんとバランス良く食べて、適度の運動をして、ぐっすり寝ることを心掛けて、コツコツと月に1kgペースの無理のないダイエットだ。しかし、痩せようという以上に、自分にとって大事なのはこうして健康を優先したライフスタイルを維持できていることである。それを達成できたことに、自分が一番驚いている。ちなみに、大好きなデザートや外食も毎週適度に楽しんでいる。

新型コロナウイルスが収束した後もこれを維持できればいいんだけど、あんまに考えずにまったり頑張るわ。

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