ゲイの初デート、誰が払うべき?

キャシーの日々ハッテンは​、トロントの日本語情報誌『Bits』(ビッツマガジン)で2011年から2017年まで連載されていたコラムです。

キャシーの日々ハッテン(コラム連載アーカイブ)
Day.5 ゲイの初デート、誰が払うべき?

初めてのデートはいつだってわくわくするもの。ずっと片思いしてた方との初めてのデートに、テラスが素敵なフランス料理屋さんに行ったときのこと。ラブラブなディナーまでは良かったんだけど、お会計を払うときにお互い譲らなくて大変だった。

誰が初デートのディナーを払うのか。

これには暗黙の了解がある。「男性が払うべき」「デートに誘う方が払うんじゃないの?」「いや、ここは割り勘でしょ」なんてルールがいろいろあるが、ゲイの間ではどうなのだろう。こうしてゲイがテラスでオープンにデートを楽しめるようになって日はまだ浅いせいか、なかなかお手本となるものがない。だからといって、男女のカップルのルールもそう当てはまらない。たまに、ゲイのカップルに女役と男役があると思い込んでる人がいるが、必ずしもそう白黒ハッキリはしていない。 例えば、ゲイのカップルにフェミニンな方と男らしい方が居たとしても、ベッドの中では真逆だってこともよくある。

男女だって、男性がいつも主導権を握っている時代ではない。強引に初デートのお会計を払ってしまっては、失礼だし、せっかくの雰囲気もぶち壊しかねない。男だから、女だから、年上だから、年下だから、お給料いっぱいもらってるからとか、そんな表面的なことを理由にして物事を判断してたら大事なことは見えない。もし初デートを最初で最後のデートにしたくないなら、お互いが納得できるようにお会計を済ませたい。

今回のお勘定は彼に譲ることにして、「次のデートはあたし持ちね。」と言って、まんまと次のデートにこぎ着けたのだった。

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