おしりから出血しながら夏を待つゲイ

春が近くなって、積もった雪も溶けて、トロントではウィンタージャケット要らずで外出できる日が増えてきた。散歩中に新型コロナウイルスのワクチン接種場所のサインを近所でも見かけるようになった。周りでも、ワクチンを接種した人がどんどん増えている。こんな変化を感じながら、少し光が見えてきたと感じている。もちろん、未来のことは誰にもわからないが、ちょっとは明るい未来を想像したい。そうでないとやってられない。

昨年のパンデミック宣言から一年経って、ようやく慣れたと言いたいところだが、正直少し疲れてきた。もうすぐ終わりが訪れることを夢見ながら、難しく考えずに頑張って日々を過ごしている。自分も含めて、そんな人の方が周りには多い気がする。リモートワークで家から仕事していても、今年に入ってから去年よりしんどい日が増えた。そして、意外なところでもパンデミックのインパクトを感じている。運動不足で、座っている時間が長いからか、お尻の調子があまり良くない。

「アナルセックスもしてないのに、トイレ行く度に出血事件なんだけど、なにこれ?」

相談をしたゲイ友達も同じ経験をしているようで、水分と食物繊維を十分にとって、座る時間をできるだけ減らすことを勧められた。ゲイ男性にとっては致命的なダメージである。もう一年もデートもセックスもしていない独身の友達は、ずっと家にいるせいで体重も増えて、パンデミック後に恋のマーケットで売れなくなると嘆いている。今年こそはとプライドを楽しみにしていた友達は、2021年のトロントプライドのキャンセルにショックを受けて塞ぎ込んでしまった。贅沢な悩みだといえば言い返せないが、メンタルヘルスにじわじわ攻撃を受けている状態がこんなに長い間続けば困ってしまう。

先週、CDCのガイドラインが更新されて、新型コロナウイルスのワクチン接種が完了した人同士ならば、室内でもマスクなしで会えると発表された。そんな心強いニュースを聞いて、友達は早速夏の終わりに別荘をレンタルして、ワクチンを接種したゲイ友達で集まってパーティしようとプランニングを始めた。そんなスムーズにみんなのワクチン接種が完了するかもわからないし、変異種のリスクもあるから、ちょっと楽観的だとツッコミを入れそうになったが、楽しそうな彼に何も言えなかった。自分だって、そんな日が訪れるのをとても楽しみにしている。

楽しみにしているといえば、なんと新しいクィアバーが開店するらしい。パンデミックの影響でトロントのゲイバーがいくつか潰れて、コミュニティのための場所が減ったとガッカリしていたから本当に嬉しい。トロントの地価が高騰してゲイバーが次々とマンションに生まれ変わって行く中、新しいバーやクラブには期待していなかったから尚更である。

しかも、レトロでお洒落な内装は素敵だし、屋上テラスまであって、夏の夕方にまったりカクテルを飲みに行きたくなってしまう。ぜひパンデミックを乗り越えて、コミュニティに愛されるバーに成長してほしい。

真夏になる頃には、もっと明るいニュースが増えているといいな。さて、明日も頑張ろう。

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