反プライドトロントのキャンペーン。

キャシーは、ゲイプライドの固まりのような子なんだけど。

今年も、プライドを凄く楽しみにしていて、既に衣装も調達済みなのに。

この一連の騒動でただ今プライドをボイコットしようかと考えています。

ゲイプライドが命のようなキャシーが、プライドをボイコットだなんて。

本当、いったいこれからどうなっちゃうのかしら。

トロントのハッテン車窓から・・・

こちらは、去年のプライド中のキャシー。

この一連の騒動って何?

って思った方は、こちらの記事でその全貌がわかります。

パレスチナ支持の反イスラエルLGBT組織へのトロントプライドパレード参加禁止令。

ゲイパレードの精神とトロントプライドの戦い。

今日はそんなコミュニティの反プライドトロントキャンペーンを紹介します。

本当、トロントのアクティビストたちって、ジョークたっぷりの批判が得意です。

トロントプライドは、毎年がテーマがあって。

30周年の今年のテーマは、『YOU BELONG』だったんです。

トロントのハッテン車窓から・・・

『YOU BELONG』というテーマで。

『あなたはこのコミュニティの一員ですよ。』

と、プライドトロント側はそんなメッセージを伝えるつもりが。

皮肉にも、反イスラエルのLGBTグループのプライド参加を禁止してしまったわけです。

筋が通っていないとは、こういうことを言います。

そんなわけで。

コミュニティー側は、こんなポスターを作って。

今年のプライドのテーマを、パロディにして扱き下ろしています。

そのポスターというのが、コレ!

トロントのハッテン車窓から・・・

ちょっと白が多いので、わかりづらいかもしれませんが。

『YOU BELONG』を、『YOU BELONG OVER THERE』と置き換えて。

その主語も、意図的にプライドトロント側に変えられてしまっています。

そして、白地のポスターの右端に、●がぽつんとあります。

どういう意味がだいたいわかりましたか?

キャシーの解釈ではこうです。

『YOU BELONG』『YOU BELONG OVER THERE』にすることで。

『あなたはコミュニティーの一員ですよ。』という意味合いを。

『あんたは、向こうに属してるわよ!』ってニュアンスに変えて。

さらに、プライドトロントを主語にした時点で。

『あんたは私たちの一員じゃなくて、向こうに属してるのよ!』

ってメッセージになっているんだと思います。

その右下の●は、プライドトロントを指しているんでしょう。

白地のコミュニティーに、ぽつんと孤立したプライドトロントという構図です。

なかなか面白い抗議キャンペーンじゃないですか?

とりあえず、月曜日に起きた一連のデモと報道の後も。

こんなキャンペーンや抗議活動を浴び続けていても。

まったく意見を変えるつもりがないトロントプライド団体側。

多くのコミュニティメンバーは、プライドをボイコットすることを発表していて。

さらに、コミュニティ側でもう一つプライドを始めるとか、そんな話も出てきていて。

完全に二極化してしまった、トロントのLGBTコミュニティ。

コミュニティと働くキャシーとしては。

なかなか安易に身動きが取れず、慎重に言葉を選ぶしかありません。

もうトロントのプライドは諦めて。

プライド中にモントリオールにでも遊びに行った方が早いかしら。

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