ハロウィンは胸に秘めたスケベをさらけ出すチャンス

キャシーのトロント不思議ハッテンは​、ゲイ総合情報誌『Badi』で2012年から2016年まで連載されていたコラムです。

キャシーのトロント不思議ハッテン(コラム連載アーカイブ)
第30回、ハロウィンは胸に秘めたスケベをさらけ出すチャンス

ハロウィンの季節になると、際どいコスチュームがどっさり店頭に並ぶ。本来は子供達が魔女やお化けに扮してお菓子をおねだりするお祭りなのに、明らかに大人向けなセクシーナースやミニスカポリスのコスチュームばかり目にする。いったいどうしてバニーガールがハロウィンに関係あるのか、大人向けのハロウィンパーティに行くまでまったく理解できなかった。ハロウィンゲイナイトに一歩足を踏み入れると、目の前にキャンディショップが広がったようだった。可愛い男の子からダンディなおじさままで、みんな露出たっぷりなコスチュームで色気ムンムンなのだ。股間ピチピチな警察官や胸元がぱっくり開いた消防士、ほぼ裸なお医者さんまで、あまりの絶景に目のやり場に困ってしまった。

「ゲイノンケ関わらず、ハロウィンは一年に一度の勝負の夜なんだよ。」ヨダレ垂らしながらポカーンと立ち尽くしていたあたしを見かねて、友達は北米のハロウィンカルチャーを説明してくれた。ハロウィンの夜に限っては、そういうお祭りだから際どい衣装を着たって引かれない。だから、コスチュームを盾にして、普段はとてもさらけ出せないようなスケベで大胆な自分になれる。一方で、ハロウィン本来の精神に沿って恐ろしい仮装でパーティに行くと、肝心な顔や体が隠れてしまって逆に売れなくなってしまう。「毎日がハロウィンなら、スケベな自分を隠す必要もなくなるのに。」そんなナイーブなことを口にしたら周りから笑われた。保守的な社会で生き残るために自分のスケベを心の奥底に押し込める人々にとって、現代のハロウィンはオアシスみたいなものなのかもしれない。

時計の針が午前零時を回ると、シンデレラの魔法も解けるのか、ダンスフロアで踊る人たちのコスチュームもはだけてただ半裸で踊っている集団になっていた。よくよく考えると、ゲイにとってハロウィンは普段のクラブナイトとそう変わらないのかもしれない。ノンケのハロウィンは果たして今頃どうなっているのだろう?

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