カナダの永住権を狙う“婚活”ゲイ

キャシーのトロント不思議ハッテンは​、ゲイ総合情報誌『Badi』で2012年から2016年まで連載されていたコラムです。

キャシーのトロント不思議ハッテン(コラム連載アーカイブ)
第7回、カナダの永住権を狙う“婚活”ゲイ

今付き合っている彼氏とは、今年の5月で同棲して一年になる。カナダでは、一年間同棲したカップルはコモンローパートナーとして認定される。つまり、日本で言うところの事実婚である。例えば、コモンローパートナーならば彼氏が勤めている会社の福利厚生が使えるようになるし、実際に結婚をしなくても永住権に申請できる。なんて恐ろしい(美味しい)制度なのかしら。カナダには同性婚もあるが、正直これでも事足りてしまう。

そんな同性カップルをサポートする制度が充実したカナダには、海外から“婚活”をしにやってくるゲイも少なくない。もちろん、本当に結婚が目的の人もいれば、とりあえず永住権が欲しいという人もいる。永住権があれば、学費は半額になるし、ビザがなくても就職ができて、数年でカナダ国籍も取得できてしまう。まだあたしがカレッジを卒業して、やっと就職して頑張ってカナダの永住権申請を目指していた頃、とあるゲイ友達は出会って3ヶ月のお金持ちパパと結婚し、その一年後くらいには永住権も手に入れていた。その後、そのパパにあっさりと別れを告げ、さらなる大空へ飛び立った。そんな彼の背中を見て、自分の努力を空しくも感じたが、あたしに彼のような芸当は到底できないので、ただただ羨むばかりだった。あれから数年経った今でも、あたしは永住権を手に入れるべく奮闘中だ。これからすべての手段を使い果たしても何も手に入らなかったとき、彼氏に頭を下げることになる可能性だってある。成功談の数だけ、失敗談も知っているだけに、できれば恋愛にそんなしがらみを持ち込みたくはないが、やっぱり背に腹は代えられない。いくらカナダに同性婚があるからって、この国で“婚活”を考えている人はそれ相応の覚悟が必要よ。

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