日本人はトロントではモテない?

キャシーのトロント不思議ハッテンは​、ゲイ総合情報誌『Badi』で2012年から2016年まで連載されていたコラムです。

キャシーのトロント不思議ハッテン(コラム連載アーカイブ)
第11回、日本人はトロントではモテない?

「アジア人お断り!」トロントでゲイの出会い系サイトやアプリを使えば、こんなことが書かれているプロフィールは少なくない。多文化共生国家であるカナダでありとあらゆる男を食べ尽くそうとしたのに、思わぬところに落とし穴があった。オーストラリアやアメリカでもアジア人ゲイがお断りされているらしいが、マルチカルチャーや平等を重んじるカナダの文化もシビアなトロントゲイカルチャーには浸透していないようだ。

日本の出会い系サイトやアプリでも「デブお断り」「40歳以上お断り」「男らしい人限定」とか、ゲイの選りすぐりは昔から厳しい。トロントではこれに加えて人種というカテゴリーが追加される。日本でも“外専”の人がいるが、トロントではブロンドでブルーアイズな白人しかイケない人やマッチョで巨根な黒人しかイケない人など、“人種専”なるものがある。アジア人という人種は人気が低く、フェミニンやチンコが小さいなどのレッテルを勝手に貼られてお断りされるケースが多い。日本ではモテモテだった人がトロントでは誰にも声をかけられないなんてこともある。人種なんて大雑把な括りで、白人だって、アジア人だって、タイプの人もいればそうじゃない人もいるはずだ。アジア人は短小で、黒人が巨根だなんて必ずしもそうではない。しかし、それでもトロントのゲイの多くはまず人種でセックスやデートの相手を選んでしまう。これは人種差別ではないのかと言われた日には決まって「好みの問題だから」と答えて一件落着だ。半世紀もの間、同性婚やゲイの市民権を勝ち取るために戦って来たのに、蓋を開けてみればゲイがお互いを差別していたなんて悲しすぎる。一方、若い世代のゲイの間では人種の壁が薄くなってきたのも事実。肌の色が違う高校生ゲイカップルが手を繋いで歩いてるのを見かけると、つい応援してしまう。未来は明るいと思うことにしよう。

日本人はトロントではモテない?” への1件のフィードバック

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中