「アジア人は犬のように働くんだ。」
とか。
「ドラッグ中毒者やゲイじゃない人は、エイズにはならないでしょ。それは事実だもん」
とか。
30年前からタイムトラベルしてきたかのような発言が目立つトロント市長、ロブちゃん。
昨年市長に就任してから、アホな発言はまだそんなにしてないけど。
プライドパレードやトロントで唯一のゲイ向け匿名性感染症クリニックへの資金を打ち切ろうとしたりと、未だにゲイのことはまだ好きじゃないみたいで。
選挙運動中も、ゲイコミュニティで行われた会合はすべて欠席してたほどです。
そんなロブちゃん、今回もやってくれました。
代表的なトロントの一大行事といえば、プライドパレード。
前市長は毎年このパレードに参加してゲイコミュニティへの支持を見せていたのですが。
このロブちゃんがトロント市長としてパレードに参加するか、大きな議論になってました。
そして昨日、ロブちゃんはプライドパレードへの不参加を表明。
そのニュースはこちらで読めます。
ロブちゃんの言い分としては。
「毎年この週末は家族で別荘で過ごすことにしている。この家族行事をやめたくないんだ。」
ってことらしいんですが、もうゲイコミュニティは騒然よね。
「あんなデブ、参加しなくてもいいわよ!」
「市長がプライドパレードに参加しないなんて何事!」
と、キャシーのゲイ友達たちは騒ぎだすし。
様々なメディアもこぞってこれを取り上げています。
キャシーとしては予想通りだったので、特に驚きはありませんでした。
ゲイをほぼ無視した選挙プロモーションで見事に市長になれたんだから。
プライドパレードに参加しなくたって、支持者が減るわけじゃない。
むしろ、ゲイ嫌いの支持者に逆に嫌われないだけマシなのかもしれない。
ただ、トロント市長としての行動としてはとても浅はかですね。
別にプライドパレードを家族行事で歩けないなら、かまわないわよ。
でもその分、ゲイコミュニティを支持していることを示しなさいよ。
「私はゲイが嫌いなわけじゃない。」
って言うのは簡単だけど、行動で示しなさい。
まったくゲイコミュニティに関するイベントに顔は出さずに。
ゲイコミュニティのシンボルでもあるプライドの資金を打ち切ろうとして。
それでゲイコミュニティから叩かれない方がおかしいわよ。
もしロブちゃんが本当にゲイコミュニティをトロント市の一部だと思っているなら、もっと違う行動を取れるでしょう。
そして、それをちゃんと行動で示せていたなら、プライドパレードを欠席することをここまで叩かれることもなかったでしょうね。
彼が大のゲイ嫌いってことは、もうバレバレです。
まぁ、別荘での週末、ゆっくりエンジョイして下さい。