2週間の休暇で、ちょっとリラックス気味なキャシー。
トロントはすっかり春の陽気だし。
半そでのポロシャツだけで、日焼け止めをたっぷり塗って。
意気揚々と外出したあたし。
とりあえず、行くあてもなかったんだけど。
朝ごはん食べながら見たニュースで、トロントのアメリカ大使館の近くで。
スリランカ内戦の虐殺に反対するタミル人組織によるデモが行われてるって見たので。
カメラを抱えて、とことこ現場に向かうあたし。
思った以上に凄い人で、盛り上がってました。
タミル・イーラム解放のシンボル、虎の旗です。
アメリカ政府へ支援を求めるように主張しています。
スリランカといえば、ここもやっぱり民族紛争の問題で。
パレスチナ問題や中国のチベットなどと同様、独立や不公平な政策が問題となっています。
トロントでは、タミル民族が声を上げて、こうしたデモを企画しているようです。
こちらはデモで配ってたパンフレットです。
見てみると。
“この虐殺を支援している国・・・イラン、日本、中国、インド、カナダ、EU”
って日本が2番目に多く支援金をスリランカ政府に渡してると書いてありました。
スリランカ政府によると、4月の時点で。
すでに420人のタミル解放軍兵の遺体が確認されているようで。
あんまり状況はタミル民族にとっていいものではないみたいですね。
ちなみに。
こうしたデモが非常に頻繁に起こるトロントですが。
警察が凄く手馴れてて、リラックスした感じでデモを管理していて。
ちょっとトロントらしい部分でもあるのかしらとか思ったキャシー。
自転車に乗って、道を封鎖し、デモを見守る警察官たち。
タミル民族の人と世間話をしてた警察官も居て。
フレンドリーに、タミル民族の問題に耳を傾けて、いろいろ質問していました。
ちなみにこのデモ。
1日経った今日もまだ続いているようで。
大雨の中、まだたくさんの人がデモ活動を続けているそうです。