キャシーの周りには数人、本物の学生アクティビストたちがいます。
自分みたいな、なんちゃってアクティビストとは違って。
彼らはマジで、かなりのリスクを負いながら、学生運動をやっています。
校舎をハイジャックして、警察沙汰を起こしたり。
大学からマークされちゃってる時点で、本当にレベルが違うわ。
そんな中で、知り合った中東生まれのゲイの男の子が1人居ます。
彼はパレスチナ問題について、非常に熱心に取り組んでいて。
トロント大学内で、様々なイベントの企画運営を行っているスーパーアクティビスト。
実はキャシーもかなりパレスチナ問題に関心があったりします。
最近のガザ空襲で名前を聞いたことある人も多いと思いますが。
ここで紹介しようとしたら、それだけで記事3つはかかっちゃうので。
パレスチナ問題を良く知らない方は、ググって下さい。
一般常識として、知っておいて損は無いと思います。
このパレスチナ問題、常に論点となるのが。
イスラエルをサポートするのか。
それとも、パレスチナをサポートするのか。
ってところなんですが。
これが非常に難しい問題なんですよね。
例えば、ドイツなんかはホロコーストの件で、イスラエルをサポートせざるを得ないし。
アメリカも、イスラエルとの関係性が独特で、常にサポートする側にいます。
カナダ政権も、イスラエルをサポートしているので。
反戦デモでは、首相のスティーブン・ハーパーが思い切り批判されます。
彼は同性愛者からも嫌われていて、よく政治批判のネタにされています。
話が逸れちゃったけど。
イスラエルって今はもはや非常に強い力を有していて。
ガザの空襲でもわかるように、パレスチナはもうかなり占領されていて。
テロでイスラエルに反発しては、更なる攻撃を受けている現状です。
この構図、もう非常にわかりやすく。
イスラエル>パレスチナ
本来なら、弱者に優しい同性愛者たちはパレスチナをサポートするって思ってたんですが。
そこには、こんな落とし穴がありました。
同性愛者に決して優しくない。
むしろ、毎年キャシーの同胞が殺されまくっている中東では。
イスラエルは、同性愛の人権が保障されている唯一の国なんですよね。
だから、同性愛が処罰の対象となっているパレスチナを応援するのは。
同性愛者の立場からすると、非常に複雑な行為だったりします。
だから、本来左翼主義者と平和主義者の多い。
同性愛者がイスラエルを応援するって不思議な現象が起きているわけです。
キャシーなんて、反戦デモに出没してたりするので。
反イスラエル派ってみんなから思われていて。
たまに友達から。
「あんたゲイなのに、パレスチナ応援してどうすんの?頭悪いんじゃない?」
ってめちゃくちゃ批判されたりします。
たしかに、パレスチナ応援したって。
ハマスさんの同性愛者は精神病って考え方は変えられないと思うんですが。
大切なのは、キャシーがやっていることがゲイのためになるとかじゃなく。
キャシーが信じる人権に沿っているかなの。
同性愛者の人権を有する国だからって。
同性愛者の人権を有さない国を空襲していいわけ?
そんなの賛成できるわけがありません。
筋が通ってないって、こういうことを言うんです。
そんな感じで。
けっこう複雑なパレスチナ問題とゲイの人権の関係が少し見えてきたでしょうか?
ここからは、かなり興味深いです。
昨日、キャシーは反イスラエルのゲイたちが企画した講演会に出席してきて。
イスラエルの同性愛者人権組織で働くアクティビストさんの話を聞いてきました。
キャシー的に目からウロコなことばかり。
でも長くなったので、続きは次の記事で!