トロントと同じオンタリオ州にある、オシャワという街があるんですが。
カナダの首都、オタワではありませんよ。
オシャワ!
そこで、悲しい事件が起きました。
レズビアンの“夫婦”、子供たちの前で男性に暴行される。
事件のあらすじはこんな感じ。
学校が終わる時刻に。
学校のパーキングエリアで、他の親たちと子供が来るのを待っていたレズビアンの“夫婦”。
しかし、そんな2人の前に。
急に怒り狂っていた男性が現れて。
「どっちだ!俺の子供に気安く話しかけたやつは!」
「この汚いダイク・レズビアンどもが!」
と罵声を浴びせて。
唾を顔に吐きつけて。
そのまま顔面を殴ったんだそうです。
その時間帯は、ちょうど放課後で。
自分の子供たちだけではなく、他の子供たちも見ている中で。
こんなひどい事件が起きてしまったのです。
もはや、女性をこんな風に暴行するだけで。
ちょっと人間的にどうかと思うんですが。
その罵声の内容からして。
暴行の原因は、彼女たちがレズビアンだったってことが理由だと思います。
その男が使ったダイクという言葉は、レズビアンの蔑称です。
ゲイに向かって、ファゴットって呼ぶのとほとんど同じ。
人がゲイに抱く印象っていうのは。
気持ち悪いやナヨナヨしてるなどが多いと思うんですが。
人がレズビアンに抱く印象としては。
男勝りや怖い、サバサバしてるっていうのが多いと思います。
ほとんどの男性はポルノの中に出てくるレズビアンしか知らない可能性もありますが。
そういった中で、レズビアンになることを。
女性という、本来男性より格下な生き物が、男性のように振舞う。
と、思ってしまう人も未だに多く。
それが嫌悪感や怒りに変わって。
レズビアンへの暴行やレイプに結びついていきます。
ゲイバーやレズビアンバーの取り締まりが行われていた時代に。
警察官たちは、連行したレズビアンへ性行為を強要し。
レズビアンであることが知られては、生きていけない時代であったため。
レズビアンたちは、それに従うしかなかったそうです。
「レズビアンなんて、男の味を知らないだけだろ!」
とか声高に唱えてしまう男性だって、未だに居るくらいですから。
そんなこという小さいあんたに男の味なんてあるの?その前に・・・。
女性は、男性の性処理道具ではありません。
こういった意識が怖いのは。
けっこう潜在的に、いろんな人に潜んでいること。
暴行やレイプに至らなくても。
目立つ女性、出来る女性に対して。
なぜか必要以上に劣等感を抱く男性が多いのも、この潜在意識のせいだったり。
女性が、男性より仕事出来ちゃ、何かまずいことでもあるの?
男尊女卑の意識、一日も早く無くなることを祈っています。