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ゲイパレードの精神とトロントプライドの戦い。

11 6月

先日のトロントプライドについての記事の続き、というか現状報告です。

反イスラエルのLGBTグループがプライドパレードへの参加を禁止したプライドトロント団体。

いくら財政難でスポンサーが文句を言おうとコミュニティはそれに黙っているわけもなく。

ついに、コミュニティ側とプライドトロント団体の戦いが始まりました。

キャシーが日本から戻り、時差ボケのまま仕事先のメールをチェックすると。

自分が勤める団体の創立者からメールが入っていて、その内容にお口ポカーンなあたし。

「今回のプライドトロント団体の決断は、プライドの精神に反するものであり。わたしは、プライドトロント団体より奨励賞をいただき、今年のプライドパレードを引率することが決まっておりましたが、残念ながら、この状況下では、辞退を申し出ることしか選択肢はありません。」

と、名誉ある奨励賞を辞退してしまった彼。

そのまま、緊急会議が職場で開かれ。

「今年のプライドトロント団体の行為に対して、我が団体の創立者のように、私たちも何かしらのポジションを取る必要があります。皆さんどう思いますか?では、キャシーから。」

とか、時差ボケでボーっとしてたあたしにいきなり視線が集まって。

「え?ええ?あー、えーっと、キャシーは、まだ事態をよく理解していないので、個人的に調査を行って、まずは僕自身の立場を見極めて、さらに、この団体にとって一番相応しい立場も考えて、後ほど報告します。」

とか、妙にキレたこと言っちゃったあたくし。

やだ。時差ボケ効果?

っていうか、この発言のおかげで、仕事が増えて。

プライドトロント団体の行為に反対して発足された。

“プライドの言論の自由を守る会”に参加したキャシー。

仕事の後、彼らの会議に参加してきたんですが、もうビックリ。

トロントで活躍する大物アクティビストたちがこぞって集まっていて。

もうキャシーとか、一番端っこで小さくなって、話だけ聞いておりました。

とりあえず、会議の内容から、必要な情報だけメモを取って。

さらなる情報も集めに、その次の週に行われる記者会見に参加することを決めたキャシー。

その記者会見というのが、また凄くて。

過去に、トロントプライド団体に奨励賞をもらった20人のアクティビストたちと。

今年の奨励賞を辞退したうちの団体の創立者を含む2人が。

その奨励賞をプライドトロント団体に返却するという記者会見でした。

月曜日の朝10時だというのに、会場には100人近く集まっていて。

LGBT関係のメディアだけではなく、トロントのローカルテレビ局まで取材に来ていて。

「またテレビ映っちゃうよ」って嫌な予感がしてたキャシー。

以前、テレビに映って親戚にゲイバレしかかったんです。

もう会場に居るので、引き返せずに、そのまま参加するしかないあたし。

記者会見に来た全員が素晴らしいスピーチを発表し、会場が大興奮に包まれた後。

そのまま、トロントプライド団体へ贈られる“羞恥賞”を抱えて。

みんなでマーチを始めました。

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この真ん中の方が抱えているのが、その賞。

みんなで、レインボーフラッグを掲げて、声を合わせて。

「プライドは誰のもの?」

「あたしたちのもの!」

って叫びながら、トロントプライド団体のオフィスまでマーチしたあたしたち。

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この一軒家が、トロントプライド団体のオフィス。

ドアをノックしても、誰も開けてくれないので。

そのまま、私たちはドアの前に、羞恥賞と返却された奨励賞を置きました。

トロントのハッテン車窓から・・・

本当、ジョークの効いた抗議活動です。

何も言えずに帰るのは、ちょっと味気なかったのか。

そこに集まったアクティビストたちは、即興で抗議の歌を歌い始め。

抗議活動とは思えないくらい、和やかな雰囲気で、その朝はそれで終わりました。

ちなみに、パトカーが3台も駆けつけたのですが、警察官は取り扱いに困っておりました。

トロントのハッテン車窓から・・・

これがその抗議ソングを歌っている様子です。

その日、このニュースはトロントの各ローカルテレビ局で流れました。

キャシーの姿と共に。。。

この映像にキャシーは映ってませんが、参考までに。

その記者会見の後。

プライドトロント団体は公式ページに。

「奨励賞の返却は残念ですが、私たちの立場は変えられません。」

と、抗議活動を認識しつつ、意見を変えるつもりはないと発表しました。

そして、あたしはその日のうちにうちの団体のトップと一対一で会議をし。

トロントプライド団体の行為に対しては反対で。

個人的にプライドはボイコットしたいこと。

そして、団体が取る立場として、中立を守りつつ、派手なフロートや演出はせず。

シンプルなマーチだけに徹することで、コミュニティ色を打ち出すべきだと伝えました。

その夜、プライドトロント団体の取締役は、テレビで生中継でインタビューを受けて。

それと同じ時間に、トロントのゲイタウンにあるチャーチコミュニティセンターでは。

コミュニティ会議が開かれ、500人以上の人が集まってこの問題について議論しました。

その会議のあと、チャーチストリートの車道をそのままマーチしたんです。

トロントのハッテン車窓から・・・

もうなんか凄いことになってきたわね。

キャシーも一緒にマーチしたんですが。

久しぶりに、心に熱いものを感じました。

これこそ、本物のプライドパレードなのではないのでしょうか?

コミュニティが一丸になって、納得のいかない問題に抗議して、一緒に歩く。

これがゲイパレード、もしくはプライドパレードの原点で、その精神そのものです。

その夜、キャシーはこんなメッセージを友人全員に向けて公開しました。

普段はブログに英語は載せませんが、雰囲気がよくわかると思うので、今回は特別。

I feel Pride more than actual Pride right now. Toronto is a very progressed city in terms of queer rights, but it still contains lots of issues which we need to face. The things happening right now is a good start to look at that. I’m very proud of Toronto’s LGBT community after seeing all the activists and their positive energy today. It reminded me again what being a gay is about. Thank you for a wonderful day.

和訳:
私は今、実際のプライドより、”プライド”を感じています。トロントは確かに、LGBT問題に関しては先進的ですが、未だにこの社会には私たちが戦わなきゃいけない問題がたくさんあります。今起きている一連の騒動は、それらの問題に向かい合うスタートになるでしょう。私は今日のトロントのアクティビストたちと彼らのポジティブなエナジーを見て、今とても誇りに思います。そのおかげで、今更ながら「ゲイとして生きる」意味を思い出しました。素晴らしい一日をありがとうございます。

結局、ここまでコミュニティが騒いでも、まだ片付いていないこの問題。

キャシーとしては、もうプライドごとキャンセルしてもいいと思っているくらいです。

ええっ。いつになく強気なあたしですが。

トロントプライドは一度原点に戻るべきだと思うんです。

このまま、スポンサーの言うことに従ってたら。

いくらプライドが大きくなろうと。

そのうちスターバックスパレードとかに名前変えられちゃうでしょ?

それでも、私たちのパレードだって、胸を張って歩けるっていうわけ?あたしは無理よ。

プライドとは、コミュニティーの、コミュニティーによる、コミュニティーのためのイベントです。

もしお金がないんならみんなで集まって。

チャーチストリートで踊るだけでもいいんじゃない?

今日の時点で、プライド開始まで16日です。

皮肉にも、今回が30周年のトロントプライド、果たしてどうなるのでしょうか?

ブラピが同性婚支持!

23 9月

あのブラッド・ピットが。

同性婚キャンペーン団体に1000万円を寄付ですって!?

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凄い時代になったわね(しみじみ)

ブラピといえば、ゲイからの人気はあまり高くありませんが・・・

ノンケ女性からは絶大な支持を得ているイケメン俳優ですよ。

そんな彼からのコメント。

「たとえ賛成できなくとも、他人の人生を否定する権利は誰にもないし、他人を傷つけることでもない限り、誰もが望むように生きる権利を持っている。また、アメリカにいかなる差別もあってはならない。」

やはりバイセクシュアルアンジェリーナ・ジョリーを妻にしているだけのことはあるわ。

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みんなも、結婚する旦那はこんな器の大きな人を選ぶのよ!

キャシーの周囲のノンケ男は、女を肉便器にしか見ていない輩が多すぎだから。

そんな中から、いい男をチョイスしなきゃいけないノンケ女性に同情するわ。

そんなキャシーは、サークルの後輩を肉便器ってそのまま呼んでたけど(笑)

肉便器の何が悪いのよ!?

話が逸れに、逸れましたが。

北米って、同性愛めちゃくちゃ嫌い!って人も多いけど。

同性愛ってちょー素敵!なノンケも多いのが特徴です。

「ゲイはゲイで楽しくやればいいじゃん。」

「俺かんけーねーし。」

っていうスタンスの人が多い日本とは真逆ですね。

この前の金曜日、いつも通りサークル宣伝をやっていましたら。

1時間半の間に8人もサークルに入ってくれました。

全員がゲイとか、ビアンとか、トランスとかじゃないんですよ。

キャシーは本当にカルチャーショックだったんですが。

女の子2人が。

「あたしこのサークル入ってみたいのよね。ノンケでも入れる?」

って聞いてきて。

いろいろ説明したら。

「ちょー楽しそうね!次回のサークル宣伝手伝うわ!」

って。

凄い。凄すぎる。

他に印象的だったのが。

テーブルの前をおばちゃんが通って。

また戻ってきて。

「あら。あたしの息子ゲイなのよ。」

って唐突に。

「あら?あんたたちもゲイ?」

こっちが答える前に。

「って聞くまでも無いわね。」

ってちょー一人でしゃべってました。

最後は。

「息子がこの学校通ってたら紹介したのに。」

「とりあえずあんたたちの顔覚えておくわ。」

とかめっちゃくちゃ陽気でポジティブなお母さんでした。

息子の旦那でも探してるのかしら?

そんなこんなで。

こんな協力的なノンケさんが多いおかげで。

私たちが暮らしやすい社会が確立されているんです。

もちろん、こうした器の大きい人が多い社会は、みんなが過ごしやすい社会でもあります。

日本も次第に違いを受け入れていく社会になっていけばいいのに。

活動の秋!

26 8月

半そでが肌寒いと思ったら・・・

早くも8月が終わろうとしてたんですね。

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(夏の終わりに朝日を見てきたわ)

キャシーがトロントに来て、あっという間に4ヶ月です。

どれくらい英語が上達したのかしら。

もはや来たばかりの頃の焦燥は感じなくなりましたし。

トロントで挑戦してみたかったHIV関係のボランティアも順調。

楽しい友人に囲まれ。

適度に愛し、愛され、振り回し~の。

しかし、セックスとは程遠い生活を送っています。

来月からは、ちょっと自分からケツを叩いて、ニューステージへ!

キャシーはまだまだ止まりませんよ!

まずは、新たなコミュニティーへの参加!

ネイティブと会っても、そこまで支障なく会話ができる自信がついたので。

よりいろんな人たちと触れ合える場へと触手を伸ばします。

目標は、全民族制覇!(何の話?)

というのも、今関わっているACASはどちらかと言うと・・・

アジア人向けに行う内的サポート組織で。

安心して活動できる分、キャシーにとっては少し落ち着きすぎ。

キャシーが日本に居た頃は、どちらかというと。

ACT OUT !!!

と真逆のベクトルだったので、今は外へと活動を広げる組織に興味津々です。

同性愛解放運動などのちょっと過激な活動派組織とか。

クィア・スタディーズ、ジェンダー・スタディーズなどの学術組織とか。

ゲイコミュニティーにおける病気や薬物利用などのリサーチを行う医療系組織とか。

トロントは、活動できる場所がたくさんあります。

日本もこう社会問題が大きく盛り上がってくれば、きっと楽しいのに!

仕事と社会貢献の両立がカルチャーに根付いている北米はこうした社会運動では。

企画する人

参加する人

寄付する人

利用する人

共に、凄く多いと実感しています。

特にトロントは移民の街なので、各民族の助け合い意識も強いんです!

こうした問題意識の強さ、関心の強さが住みやすさに繋がっていくんですかね。

世界一住みやすい街

というキャッチーコピーは案外嘘ではないです。

(最初はマジで騙されたと思いましたが・・・笑)

ただ、もうちょっと安くご飯が食べられると良いんだけど。

コンビニで105円の肉まんあんまんでお腹を満たしてた頃が懐かしいです。

セブンイレブンのおでんが食べたいよ~~~。

なんかいつのまにか、食欲の秋に変わってきました。

そして、9月にハッテン場にまた行きます!

余裕があれば、ゲイの教会へも顔を出しちゃいます!

面白いネタをたくさん仕入れちゃいますので、ぜひぜひお楽しみに!

カリフォルニア、ついに同性婚OK!

17 5月

このおじさんの涙を見たら、ちょっと自分も涙腺が緩んでしまいました。

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凄く嬉しそう。

長年の夢だったんでしょうね。

カリフォルニアといえば、サンフランシスコロングビーチなどゲイ人口が多い州です。

まだ同性婚が認められていなかったのか、と思う方も居るかもしれませんね。

はい。自分です。てっきり出来るものと思ってました。勉強不足です。

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アメリカといえば、リベラル派と保守派がどちらも強烈なお国。

今回も、最高裁の7人の判事のうち、3人は同性婚に反対する立場をとったそうで・・・。

あらためて、凄い国だと実感しました。

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こんな国でリブを行って、同性婚を勝ち取るに至るまで大変な道のりだったんでしょうね。

こうやって、同性婚できる国が増えていけば、世間も変わるのかな。

今はそう願うしかないですね。

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とりあえず、今はこの幸せそうな写真でお腹いっぱいです。

そういえば、まだ自分が小さいとき・・・

そう。まだ自分がゲイかどうかもあやふやだった頃です。

テレビで同性婚が認められたニュースが流れて、お母さんと見てたのを憶えてます。

あのときは、まだ自分と全然関係ない視点で見てたのに・・・

今ではこんなにも身近に感じています。本当に不思議。

うちの母も、カミングアウトをしてありますので、きっと複雑な面持ちでこのニュースを見ていることでしょう。

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というより、テレビで報道されているか疑問ですが・・・

なぜなら、日本は年に5回行われる大規模なゲイパレードもほとんど報道しないので。

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いくら「ゲイでも、あなたは息子よ。」と言ってくれても、

できれば女性と結婚して欲しいと思っているはずです。

言動にも表れてるし(汗)

まぁ、こうやって自分も、母も、この世界も、少しずつ変わっていくんでしょうね。

また近々、明るいニュースが聞けることを願って。

5月17日はアイダホ(IDAHO)!

14 5月

アイダホって、ポテトが有名なアイダホじゃないですよ。

と、ありきたりなボケ。

アイダホとは・・・

International Day Against Homophobia

IDAHOです。

つまり、みんなでゲイ差別ゲイに対する偏見・嫌悪を無くそうという日です。

カリフォルニアのロングビーチでは、この日にゲイパレードが行われます!

全世界で盛り上がっちゃう感じ???

ちなみに、自分は若干日本のIDAHOイベントに参加です。

シルエットだけの参加です(笑)

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キャシーを探せ!

わかるかな?

わかんないですよね・・・

これでどうだ!

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もうわかるよね?

これでもわからない方・・・

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これです(笑)

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IDAHOにはまったくといっていいほど、貢献してませんが・・・

友人の好意で、フライヤーにシルエットだけでの登場となりました。

今年のIDAHOはなんと、横浜新宿名古屋大阪神戸で行われます!

詳しくはIDAHOブログ をチェック!

ちなみに・・・

本場(?)のIDAHOのフライヤーはこれです。

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あらら・・・

ずいぶん恐ろしい内容です。

ビジュアルが日本のとは、ずいぶん趣が違いますね。

そう。5月17日といえば、今週の土曜日!

チャーチ通りにはきっとゲイがうじゃうじゃ居るはずです!

こうなったら、潜入するしかないですね。

潜入レポートは後日アップします!

お楽しみに!