新型コロナウイルス、引きこもり生活、変わる社会。

先週から犬の散歩以外は一歩も外出してません。仕事は自宅から。予定は全てキャンセル。必要な物はオンラインでオーダー。外から持ち込んだ物は全て消毒するという徹底ぶり。2020年、なんだかSF映画のような展開になってきたけど、これからどうなるんだろう。

昨年の12月末の一時帰国中、羽田空港でトロントから遊びに来たうちのパートナーの到着を待っていると、「中国で原因不明の肺炎」というヘッドラインで新型コロナウイルスのことを初めて知った。そして、年始にパートナーの故郷である台湾を訪れている間、新型コロナウイルスに関するニュースはどんどん増えて、トロントに戻ってきた頃には笑えない状況になっていた。あれから3ヶ月も経っていないのに、全世界がここまで揺らぐなんて、あの時は考えてもみなかった。

今回、うちのパートナーは台湾に残って、自分だけでトロントに戻ってきた。というのも、転職を考えていた彼に「せっかくだから、台湾に数ヶ月戻って念願のアジア旅行でもしてくれば?」とあたしが提案したからである。まさかこんな事態になるなんて想像もしてなかった。幸いなことに、台湾の新型コロナウイルスの感染者数はまだ少ないが、彼のアジア旅行はキャンセルになった。うちの母はもちろん日本にいるので、ここ数ヶ月はニュースを毎日チェックして、事態が悪化しては心配ばかりが募った。このタイミングで家族からこんなに遠い場所にいるのは、良い気分ではない。

カナダでは感染者が増えつつも、その数は多くなく、ずっとリスクは高くないと言われていた。職場で友達の間ではピリピリしていた空気が流れていても、新型コロナウイルスは遠い場所の話だと考える人も多かった。一方で、うちのパートナーから万が一に備えるよう指示されて、週末になれば消毒液や保存食を買いに行っていた。その時には既にマスクはどこも売り切れだったが、他に必要な物は大概揃えることができた。

3月に突入するといよいよ雲行きが怪しくなってきた。カナダでの感染者数も増え続けて、事態の悪化はもはや時間の問題だと受け入れるしかなかった。同じ日に、オンタリオ州が小中高の休校を発表し、そしてトルドー首相夫人が新型コロナウイルス検査で陽性だと判明し、一気に流れは変わった。その日、卵と牛乳だけを買おうと思ってスーパーに寄った自分は、パニック状態で買い物する人でごった返す様子を目撃してビックリした。その夜、スーパーはどこも空っぽになった。

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トロントのプライドパレードに参加するトルドー夫妻。

次の日の金曜日、次の週から自宅勤務するように指示されて、ソーシャルディスタンシングがスタートした。外出はできるだけ控えて、他人とは2メートルの距離を維持するのだ。その数日後、レストランやバーなどはテイクアウト以外営業停止となって、今週になると必要不可欠な場所は以外は全て営業停止になった。国境も閉鎖され、国籍か永住権所持者以外の入国は禁止となった。もちろん、ここまでしても友人で集まる人もいれば、公園で寛いでいる人たちもたくさんいる。自分は友達とは会わず、人がいない早朝や夜を狙って犬の散歩をしている。テイクアウトは食べず、食事は全て自分で調理している。

こうして朝から夜まで一人で家にいるのも辛いものだ。仕事をしている時はまだ良いけど、暇になると変なことばかり考えて落ち着かない。Nintendo Switchで「どうぶつの森」がこのタイミングでリリースされて、正直救われた。もちろん、辛いのは自分だけではなく、周りの友達ともビデオチャットを通じて今まで以上に話をする機会を作っている。土曜日の夜は、みんなでClub Qというビデオチャットで参加するクィアパーティにも参加した。ソーシャルディスタンシングを始めてから、人と人の繋がりの大切さを痛感した。

Club Qに愛犬ヒューゴくんと参加するあたし。

新型コロナウイルスのインパクトがどれほどのものになるかはわからないが、この経験が社会を大きく変えることは間違いないだろう。ウイルスに感染して苦しんで、命を落とす人はもっと増えるだろう。経済へのインパクトで職を失う人もたくさんいるだろう。ホームレスや低所得層は様々なサービスから断ち切られて、様々なリスクが高まるだろう。逆に、経済優先だった社会がそれを犠牲にソーシャルディスタンシングに取り組むのは斬新である。この状況の中でお互いを助け合う精神が芽生えているのも確かで、自己責任からみんなを支え合うという視点に切り替わった人も多いのではないのだろうか。新型コロナウイルスを乗り越えた後の世界はどんな景色なのか、今はあんまり想像したくないし、変に想像しない方が良いのかもしれない。それでも、希望は捨てていない。

ちなみに、うちのパートナーは数週間後に台湾から戻ってくる予定だが、その頃にはまた状況が急変しているかもしれない。こんな引きこもり生活はいつ終わるのかもわからない。とりあえず、今は今のことに集中しよう。深呼吸。あー、唐揚げ食べたい。

ヒューゴくんはあたしがずっと家にいるのでうんざりしているみたい。

新型コロナウイルス、引きこもり生活、変わる社会。” への1件のフィードバック

  1. はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、海外旅行に役立つ情報など発信しています。まだまだ始めたばかりなので、コンテンツは少な目ですが、優良な情報をお伝えしていきますので、よければ立ち寄ってください(http://mywordtripyuichironyjp.travel.blog/)。facebookやinstagramも運営しているのでyuichironyjp で検索して、友達申請もお待ちしています。

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