ここ一年、ブログの更新が止まって、ツイートやインスタが静かな理由は、疲れているから。それだけ。それだけなんだけど、今までだったら猪突猛進してたところを、自分にブレーキをかけてみた。そして、こうして止まってからやっと見えたものがたくさんあった。

「なんで必死にあれもこれもやろうとするの?」
数週間前、日本にいる母に電話越しでこんな質問をされて何も言えなかった。本音を言ったら心配させてしまうからだ。ほんの数ヶ月前まで、ただでさえ忙しい仕事をこなしながら、夜にパートタイムで大学院に通って、NPOの理事長も勤めていた。それでは足りずに、規模の大きいプロジェクトを掛け持ちし、依頼が来ればコンサルタントとしてワークショップも提供していた。自分の限界というものを忘れていた。
「忙しくないと不安なんでしょ。」
同じタイプの仕事をしている友人に図星をつかれて、頭から冷水をかけられたようだった。確かに、カレンダーが真っ黒になるまで埋まってないと焦ったし、せっかくの休日に何もしてないと罪悪感をおぼえた。ワーカーホリックである。もう燃え尽きる寸前だったかもしれないし、とっくに燃え尽きたのにも気付かずに走っていたのかもしれない。
溢れる義務感と罪悪感と睨み合って、昨年末に本業と大学院以外の責任をすっぱり手放してみた。正直、簡単な決断ではなかった。クリスマスには少し長めの休暇をもらって、北米のこんまりブームに乗って家の中を隅々まで整理整頓した。その勢いでブログもちょっとリニューアル。心の中も、身の回りもキラキラさせるのが今年の目標である。そして、今までよりずっと自分を大事にしていこうと決めた。

「それでは、どうしてブログを書くのか。またやることが増えるじゃない。」
周りからそう突っ込まれるのはわかっているが、書くという行為は自分にとって癒しでもある。文字を並べれば、頭の中を整理できる上に、今まで気付かなかった視点にも出会える。ついついワーカーホリックになってしまう自分の心理を紐解くのにも役に立つだろう。このブログはそういう意味で仕事ではなく、自分のために書いているものだ。だから、しばらくマイペースに感じていることを書きたいと思っている。それが面白いかはわからないけれど、気が向いたら読んでみてちょーだい。