最近、何かと平穏な日々が続いてたんだけど。
今朝、聞きたくなかったニュースが届いちゃったの。
シャワーを浴び終えて、ドライヤーで髪を乾かしていると携帯が鳴って。
見てみれば、あたしの弁護士からの電話だったわけ。
「キャシー、今回あんまり自信がないかもしれない。」
あたしの嫌な予感はピッタリと当たってしまった。
あんまりこのブログでは触れてなかったけど。
キャシーは今、カナダの永住権を申請中なのね。
当初、トロントに留学に来たときはそんなこと考えてなかったんだけど。
こっちのカレッジを卒業し、今の仕事に就いてから考えが変わって。
2年前に今勤めてる団体にスポンサーされる形で就労ビザを延長した。
カナダの場合、外国籍の人をこうして雇用するのは簡単ではなく。
カナダ国籍または永住権を持つ適任者がどうしても見つからない時に。
労働省に許可をもらって、やっとスポンサーすることができるわけ。
ラッキーなことに、あたしの仕事はとてもユニークで。
ゲイで、英語と日本語ができて、さらにソーシャルワークの経験が必要だったの。
そんな人材はもちろん簡単には見つからないので、無事就労ビザが降りたわけ。
仕事でここまでやるのは、キャシーか若手芸人くらいよ!
ただ、この就労ビザも今年の終わりに切れちゃうので、延長が必要で。
その前に永住権を獲得して、就労ビザなしで仕事できるようにしたかったけど。
残念ながら1年経った今でもまだ手続きは終わって無く、宙ぶらりんなあたし。
そんな状態で、あたしの移民を担当している弁護士に相談したところ。
「就労ビザが更新できないと、永住権の申請まで却下になる可能性がある上に、今回は就労ビザの延長自体も困難かもしれない。」
と、軽く絶望的な返答をもらってしまったわ。
正直、このニュースを今朝知って、お昼くらいまで顔色悪かったんだけど。
「移民を目指すなら、こんなことで凹んでなんかいられないわ!」
って、自分に言い聞かせて、気持ちを切り替えて今出来ることを探すことにしたの。
3年前に、就労ビザがなかなか降りずに夜も眠れなかったときだって。
2年前に、労働省から却下の手紙までもらって、帰国一歩手前だったときだって。
今までギリギリのところで、頑張って踏ん張ってきたもの。
それに比べれば、今回もまだ最悪の事態でもないわ。
“When life gives you lemons, make lemonade!”
これ、昔お世話になった英語の先生から教わったことわざなんだけど。
人生が酸っぱくて食べられないレモンをくれたときは。
それを悲しむより、レモネードでも作って美味しくいただこう!
そんな感じで、見方を変えて物事をポジティブに捉えようって意味なのね。
凄くシンプルなメッセージなんだけど、凄く大事なことだよね。
いつまでも平穏で、幸せで、ぬるま湯のような日々を過ごすなんてありえない。
人生山もあれば、谷もあって、ちんこ日照りの日だってあるわけ。
多少スパイスが効いてた方が、こっちだって生き甲斐があるってものよ。
それを乗り越えて、そり一層強く生まれ変わるわ。
これから数ヶ月、周りがグラグラと揺れだすかもしれないけど。
振り回されずに、しっかりと前を向いて歩くしかないわね。