昨晩、久々にクラブに踊りに行きました。
クラブシーンといえば、良くも悪くもゲイカルチャーの中心であって。
週末にゲイクラブへ繰り出し、遅くまで踊り狂うゲイの方がたくさんいます。
キャシーだってほら、まだまだこのお尻でクラブでぶいぶい言わせちゃうんだから。
ってついつい強がっちゃったけど、実はクラブ卒業気味なあたし。
「キャシー、仕事以外でクラブに遊びに行ったのいつぶり?」
という友達の突っ込みで、珍しくクラブに繰り出したあたし。
昔よく踊りに行ってたBuddiesってクラブに友達と行って来たんだけど。
11時過ぎると行列が長くなっちゃうの忘れて、11時半に優雅に登場したあたしたち。
1時間近くも行列に並ばされて、早くも出足をくじかれる。
「キャシー、あんたの人脈で行列くらいなんとかして!」
とか言われても、もう警備員もスタッフさんも変わってて、人脈も何もない。
なんとか中に入って、スミノフで喉を潤してからダンスフロアに立つと、何やら違和感。
「あれ?キャシーの知ってる人が全然いないんだけど。」
このクラブといえば、昔はいつ来ても友達がたくさん居て、待ち合わせもいらなかったのに。
どうやら、クラブシーンを卒業してたはキャシーだけじゃなかったみたい。
それでも、1時間も待たされた分踊らなきゃと思って、友達たちと踊るものの。
「やだ。全然かかってる曲がわからないわ。」
わざわざ最近のヒット曲しかかけないこのクラブに来たのに。
全然最近のヒット曲に追いつけてなかったあたしたち。
ガガがかかっても、ブリがかかっても、初めて聞くから全然ノレない。
やたら盛り上がってる周りの若い子を横目に、テンション低めに踊るキャシー一行。
そして、泥酔ノンケ女子に触られたり、マナーの悪い人に踏まれたりして。
踊り始めて1時間ほどで、早くも帰りたくなったあたし。
「もう帰りましょ!」
「ええ!まだ1時よ?」
「じゃ、この次の曲が踊れなかったら帰りましょ。」
って、次にかかったのがAdeleの『Rolling in the deep』でした。
この曲は大好きだけど、クラブでそのままかける曲ではないでしょ?
しかも、ものすっごい盛り上がってるのはなぜなのよ。
超えられない世代差を感じてしまったあたしでした。
結局、そのままクラブを後にし、夜風に当たりつつ友達と反省会。
「ゲイは25歳過ぎると、クラブでの居場所が狭くなるわ!」
そんな結論に、数年前の楽しかった思い出を重ねて少し悲しくなったけど。
よく考えたら、今はもっとクラブの他に居場所がたくさんあるじゃない。
友達と集まってお茶するのも、美味しいご飯食べるのも、立派な居場所よ。
今クラブで毎週踊り明かしてる若いゲイの子も、いつかは卒業して行くのかしらね。