ゲイの反感買っちゃうレディー・ガガ『Born This Way』

26 5月

かなり前から、ゲイアイコンとしてキャシーが目を付けてたレディー・ガガ。

3年前とは比べ物にならないほど、世界級のトップスターになってしまいましたね。

トロントのローカルゲイマガジンのインタビューに答えてた頃のガガちゃんがなつかしいわ。

そういえば、2009年にこんな記事も書いてたわね。

そんなガガちゃんですが、ヒット曲を重ね。

今ではこんなお姿になってしまいました。

こ、怖いわよ。

まぁ、ガガちゃんの前衛的なファッションは後回しにして。

今日は、ガガちゃんが今年発表した『Born This Way』って曲の話よ。

この曲を知らない方のために、あたしが簡単に歌詞を要約してみたわ。

「私は私のままで美しいのよ!」

「神様は間違いを犯さない!」

「だから、私も間違っていないの!」

「私は生まれたままに生きてるのよ!」

「ゲイも、ストレートも、バイセクシュアルも、レズビアンも、トランスジェンダーも、そして、黒人も、白人も、ヒスパニック系も、東洋系も、みんな間違ってなんかいないの!」

まぁ、簡単に言えば、差別や偏見を無くそうという感じの啓発ソングです。

この曲が大きく話題になったのは、ゲイを中心に据えているからです。

今までの曲でも、アギレラちゃんの『Beautiful』なんかはあったけれど。

ここまで歌詞も、ビデオも、あからさまにゲイを押し出した曲は珍しいです。

そして、ちょうどゲイの青少年たちの自殺問題がメディアで盛り上がった後だったので。

抜群のタイミングで注目を浴びて、大ヒットしてくれたわけです。

「あたしたちのために歌ってくれてありがとう!」

ってゲイたちが喜ぶのかと思ってたら、意外と反応は複雑で。

「ガガはやっぱりすばらしい。」

ってガガちゃんを褒め称えるゲイもいれば。

「人の問題を商売にして、何様のつもり?」

って、まったく喜んでないゲイもいれば。

「マドンナ様の『Express Yourself』をパクるなんて!」

と、別のことで怒ってるゲイもいました。

前にも書きましたが、ガガちゃんはちょっとやりすぎなのよね。

キャシー的には、この曲のメッセージはとても大事だと思うし。

彼女のような存在がこれを歌うことで、社会に大きな変化が生まれるのは確実です。

特に、ロールモデルが少ない若い子にとっては、きっと神様のように映ったりするはず。

キャシーがまだ幼い頃に、こんな歌があったら、また違った人生もあったと思うの。

ただ、ガガ自身ミドルクラスの白人女性なのが問題なのよね。

いくらバイセクシュアルだったとカミングアウトしたとしても。

結局多くのゲイは、彼女をコミュニティの一員とは見ていないことが多いわけ。

だから、こんな歌を我が物顔で歌われると、神経を逆撫でされちゃう人もいるのよ。

「元バイの白人女性より当事者に歌ってほしかった。」

そう思った人は、キャシーだけじゃなかったみたい。

常に差別や偏見と隣り合わせのコミュニティだからこそ、これは繊細な問題なんです。

未だにゲイからは絶大な支持を誇る彼女ですが、ゲイでガガ嫌いが増えたのも事実です。

今週、2枚目のオリジナルアルバムを発表したガガちゃんですが。

歴代のゲイアイコンのよう末永く生き残って行くんでしょうか。

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コメント / トラックバック9件 to “ゲイの反感買っちゃうレディー・ガガ『Born This Way』”

  1. ブリ 2011年5月27日 @ 7:52 AM #

    う〜ん、僕はキャシー程北米文化に精通してないけど、今感じる事を書きます。
    GAGAが白人女性だから反感を買うって理由が理解出来ないな。正しい事を主張するのに自分が何に属するのかって全く無いと思います。「おまえは男だから〇〇」「お前はゲイだから〇〇」って考えって考えが差別であると同様に、ガガに「ストレート女性のくせに〇〇」って言うのは好きじゃないな。

    僕だったら、自分の大切な人が偏見で苦しんでいたら、助けたいと思うもん。自分が当事者じゃなくても。その気持ちをけなされたら悲しいわ。

    GAGAのPVの、過激なゲイゲイしさは、そんなに不快感を感じないな。そのファッション、言動を見てわかるとおり、彼女の表現の全てがぶっ飛んでいるわけで、セクシャリティに対しる過激に表現も、「ガガらしい」ってしか感じないわ。自由な芸術として楽しんでいるよ。

    それにしても芸能人って大変ね。東北の地震の時も感じたんだけど、寄付をしたら売名だと叩かれ、何もしなかったら冷酷だと叩かれるんだから。

    ANYWAY、Born This Wayは素晴らしい名曲。
    日本の現状を考えると、日本でGAGAは絶対必要だと思う。ゲイって言葉をいい意味で耳にする機会がほとんど無い日本で、ゲイについて考える機会を、マイノリティの存在に気付いていない日本人に与えられるのがGAGAだと思います。

    長文失礼。
    キャシーのブログ毎回楽しく読んでます。いつも、面白いブログありがとうね

  2. 匿名 2011年5月27日 @ 2:38 PM #

    私もキャシーが言ってる、”ガガはミドルクラスの白人女性”の真の意味がわかりません。
    にガガファンじゃないけど、ガガがハイクラスまたはロークラスの有色人種ならゲイコミュニティーで支持されるってことですか? ちなみにガガは超お金持ちハイクラスの家の出身ですよー、あのパリスヒルトンと同じ学校の同級生。

  3. ichiban 2011年5月29日 @ 1:33 PM #

    ん~、私もゲイの応援ソングをゲイ以外の人が歌っちゃいけないってのがよく分からんです。
    ガガさんは東北大震災の時、世界中の誰よりも早く日本への支援を訴えたとこを見ても、本当に困ってたりまた差別されてるマイノリティの人たちのことを真剣に考えてくれる数少ないセレブのひとりと思うんだけどなー。
    この歌も「自分を応援してくれるゲイの人たちに今の自分ができるせいいっぱいのこと」として世界中に発信してると思うんだけど・・

  4. diversity 2011年5月30日 @ 7:11 AM #

    ゲイをネタにして儲けているから気に入らない、っていうのなら、ちょっとは分かる気はしますが、”ガガはミドルクラスの白人女性”だから気に入らないとか、反感を買うっていう意味が私にも分かりません。
    ゲイコミュニティの人々がキャシーさんのおっしゃるように、日々の差別や偏見と隣り合わせであるからとてもセンシティブであることには間違いないと思いますが、ゲイコミュニティはもっと多様性を認めてあっているコミュニティではないのでしょうか。そのコミュニティの中で「当事者でもないのに」という視点で判断するって、それが逆に差別や偏見を生むことになるんじゃないのでしょうか。

  5. Fumi 2011年6月2日 @ 10:10 AM #

    最近このブログを知りました。楽しく拝見させて頂いています。
    「Born this way」で、ゲイを食い物にしているという考え方も確かに出来ますが、それよりももっと大きな意味での「Born this way」に目を向けるべきではないでしょうか。歌詞にはゲイだけでなく異性愛者も両性愛者も、どんな人種の人間であっても、彼らが自分らしくいることの素晴らしさが表れていると思います。いわば全人類に対してのメッセージなのだと私は思います。
    カナダに留学したい”ほぼ“女子からでした!

  6. law 2011年6月19日 @ 2:20 PM #

    神経を逆撫でされたなんていう被害妄想の激しい人は放っておけば良いのです。この曲がどれだけの同性愛者を救ったか、それを忘れてマイノリティーを気取ってるのは見苦しいとしか言いようがありません。ガガ様に敬礼!

  7. law 2011年6月19日 @ 2:27 PM #

    あ、ちなみにこの曲はアレキサンダー・マックイーンが書かせたと言っているよ。
    http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-20613720110414
    マックイーンはゲイだったからね。霊言だよ、これは! うふふ。。

  8. office 2012年3月30日 @ 11:42 AM #

    訳すと、美人が、「ブスに生まれたって美しいのよ!」って言っちゃってるような説得力のない感じですかね?

  9. 匿名 2013年2月28日 @ 1:29 AM #

    どうでしょうねぇ。反感を示す人の気持ちはわからないでもないですが、

    アメリカ西部から徐々にではありますが、
    黒人の差別撤廃が大きく進んだ裏にも、当事者の黒人だけでなく、
    白人という正反対の立場からの賛同者の力も働いたのが大きかったと思います。

    ゲイ差別の場合もそうで、アメリカの近年の前進の裏には、
    当事者以外でも、分別をもって考えられる能力を持つインテリ層を中心に
    無関心だった状態から、ようやく「これっておかしいんじゃないか?」って気付き始めた事にあります。

    とかく、ゲイに限って言えば(これはアメリカだけでなく日本でもそうですが)、
    差別意識の実態を訴えるだけで、
    「差別なんて(してい)ない。悲劇のヒロインぶりたくて大げさに言っているだけ」
    「”本物の”男じゃないから」「心が女だから」
    と言われ(もしくは思われ)、
    まったく相手にしてもらえない、重要な問題として扱ってもらえない対象になりがちです。
    (そういうノンケには「”本物の”男なら一生耐え続けられるって言うなら(例えフリでも)オマエなってみろよ」って言いたいですが笑)

    そういった観点からも、元(なのかどうかは知りませんが)バイであれ、
    違う立場の味方であるガガと、

    ガガの作ったこのような曲が注目され、
    様々なコンプレックスを持ち、
    常識という尺度で苦しんでいる

    『リトリモンスターズ』(変わり者たち=完璧な人間がいない以上は誰もが当てはまる)

    がその歌詞に共感することで、

    ゲイやその他の差別される側も、
    また自分にはどうしようもないことで同じように苦しみ続けていることに
    気づき、問題意識を持つきっかけになることは喜ばしいことだと個人的には感じています。

    そのためにガガは

    『マザーモンスター』(彼女の望むとおり”化物” ”極度の変人”とあえて言いましょう)

    という、どんな『リトリモンスター』よも特異で奇抜で異端なキャラクターを自ら演じ続け、
    より多くの支持を勝ち取っていかなくてはいけないと使命を感じているのではと思います。

    うーん、彼女がやろうとしていることはまさに、
    全ての人の罪を自ら背負い・許し、磔にされたジーザス・クライストそのもので、

    彼女が深く信仰し続け、同時に苦しめられ、
    それでもなおいつまでも信じ続けていきたいキリスト教が大元にあるのでしょうね。

    しかし、どこかで公開されていた
    楽屋で自分の無力さ、気持ちの弱さに取り乱して泣くガガの動画や、
    人気者になる前のTシャツにジーンズのプライベート写真が示すとおり、
    彼女は他の誰もがそうなように、”至って普通の”かよわい一人の人間です。

    純粋すぎるゆえに、いつか壊れてしまわないか、とても心配です。

    駄文・長文失礼しました。

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