キャシー、日本にいる母には3年前にカミングアウトしていて。
今ではスカイプでかなりオープンにいろいろ話をする仲になりました。
いろいろ共有できて、嬉しいわけですが、面倒なこともあります。
今週末に、キャシーの親戚が日本に遊びに行くんですが。
急にキャシーの実家に数日お世話になることが決まったんです。
実家には、あたしのゲイゲイしい証拠があちらこちらにあります。
キャシーがドラァグクイーンになったときの写真も、あのときのエロDVDも。
健気な母は全部そのまま保管してくれているのよね。
そんな親戚たちはキャシーがゲイだということを知りません。
以前親戚にゲイバレしかけたわけですが、未だにその話題には触れておりません。
もちろん、キャシーは親戚にカミングアウトする予定もありません。
そんなわけで、母が焦りだす訳です。
「どうしよう!あんたの本棚を漁られたらバレちゃうわ!」
って、本当にパニックになってる可愛いキャシーママ。
「あたしはそれを20年以上毎日のように経験して来たのよ?」
と、容赦ないキャシーは母に追い打ちをかけます。
キャシーの一言が響いたのか、急に頼もしくなったキャシーママ。
「そうよね。ゲイって大変なのよね。」
「あたしが絶対に見つからない場所を探しとくから、安心して。」
やっぱり、母って強いですね。
もちろん、母にこんな責任を押し付けるのは気が引けるけれど。
ゲイの息子持つ限り、キャシーママも同じ苦痛を共有することになります。
差別も、偏見も、誰かのさりげない一言も、共に受け止めて行くしか道はありません。
だから、母には強くあってほしいんです。
キャシーのウルトラママとはいつか一緒にゲイアクティビズムをやりたいです。
母と一緒にプライドパレードを歩けたら、最高に幸せだわ。
本当、親不孝なキャシーを持った母は大変だ。