恋多きオカマ、それがキャシー。
ゲイタウンに住んで、ゲイタウンで働いてれば。
出会いたちがむしろキャシーを離さないから、誘惑がいっぱい。
今の生活では、彼氏ができることはまずないわね。
まぁ、特に彼氏に興味はないんだけど。
まだまだ若いし…と言いつつ、25歳になりかけなあたしです。
というわけで、最近あった胸とチンチンがときめいたお話でも紹介しようかしら。
キャシーって、ハッテン場でお仕事してたりするじゃない。
ハッテン場に一週間で数回出没する事も珍しくないので、いやでもスタッフと顔馴染みになるわけよ。
で、とあるハッテン場に夏頃に新しい清掃スタッフが入ったのよね。
いつも笑顔で、元気あって、小柄で、ガチムチで、もうぎゅーっとしたくなる感じ。
最初に見かけたときから、めちゃくちゃキャシーのタイプだったんです。
でもこんな可愛い子に相手にされるわけないと思って、最初からあきらめてました。
最初はただ挨拶を交わす程度だったんだけど。
段々と、向こうのキャシーに対する接し方が変わってきたのよね。
キャシーの仕事が終わると、わざわざハグしに来るし、あたしのことhun(ハニー)と呼ぶわけよ。
Honeyの略称のHunで人を呼ぶのって、親しい友達の間じゃ珍しいわけでもないけど。
あたし、彼とそこまで話もしたことないのに、なんなのかしら?
でも鈍いキャシーは、きっと彼の性格なんだろうと流しておりました。
そんな感じが続いて、最近になった頃。
彼が違う名前を呼ぶようになったのよね。
「Hi! Trouble!(よっ!トラブル!)」
って。
最初聞いたときは、意味が分からなかったあたし。
よく考えると、トラブルと人を呼ぶときって、気があるときか、からかってるかじゃない。
あたし、からかわれてるのかしら?
ひたすら鈍いキャシー。
そして、この前ハッテン場に仕事に行った時のこと。
いつも以上にキャシーにベタベタな彼、5分に一回はキャシーのオフィスにおしゃべりに来て。
ハロウィーンのセクシーのコスチュームまでキャシーに見せに来たりして。
いよいよ何かおかしいと感じたあたし。
でも仕事中なので、クールに流すしかありません。
ハッテン場で、キャシーが他のことに手を取られていることをいいことに。
彼、キャシーの後ろを通り過ぎる際にムギュっとあたしのプリケツを握ったのよ!
タイプの子にこんなことされたら、さすがに軽くムラムラっと来たあたし。
それでもクールに流し、黙々と仕事を終え、ハッテン場をあとにするあたし。
そうすると、いつものようにお別れのハグをしに来る彼。
今日のハグは、ほっぺへのキス付きで。
「ねぇ、ロッカーか部屋取ってないの?俺12時に仕事上がるんだけど。」
と、ボソッとあたしの耳元に囁く彼。
彼は仕事中だったし、他にもスタッフが居たので。
それだけ言って、彼は仕事に戻ったんだけど。
仕事終わったすぐ後に、ハッテン場でやるのもアレなので、そのまま帰るあたし。
ちょっと悪い事したかな?
あんなことキャシーに言ったくらいだから、今頃あたし探してるのかな?
と段々気になってきて、次の日、彼に会いにプライベートでハッテン場に足を運んだあたし。
カウンターでお金を払おうと思ったら。
「今日も仕事?そのまま入っていいよ。」
とか言われて。
「いやいや。今日は遊びに来たんです。」
とかぎこちない会話があって。
カウンターの奥を見ると、彼がいて。
彼もキャシーをカウンターに見つけて、大喜びで手を振ってくれたんです。
もう大萌えよ!
で、ハッテン場でタオルに着替えたのはいいんだけど。
よく考えたら、彼まだ仕事中だから何もできないじゃない。
というわけで、バーカウンターに座って、彼と少し会話を楽しんで。
「今日何時に仕事終わるの?」
って聞いたら。
「今日は朝3時までなんだ。」
と残念そうに言う彼。
「ほら、せっかく来たんだから楽しんで来なよ。」
と言われたのですが、彼目当てだったキャシー。
ビールを飲んで、ジャグジーに浸かって、他の誘いは断ってそのまま帰りました。
でも彼とちょっとだけでも話ができただけで嬉しかったわ。
やだ。
これじゃホスト通いみたいな気分じゃない。
ってか、番号渡すか、聞いて、デートにでも誘うんだったわ。
ヤル事で頭いっぱいになって、そんなことも忘れてたわ。
一応、タイトルに禁断とつけてしまったんですが。
仕事上のポリシーに反してるといけないので、上司に聞いてみたあたし。
「ねぇ、プライベートな時間にハッテン場のスタッフとエッチしても大丈夫?」
って聞いたら。
「当たり前よ!バンバンやりなさい!」
と言われたので、禁断ではなさそうです。
そんなわけで、また彼が働いてるときに遊びに行って。
デートにでも誘い出そうかと思っています。
もちろん、セックスありのデートよ!
はぁ…。
未だに彼が握った感触がお尻に残ってるわ。