久々に、ハッピーな恋バナです!
キャシーってば、仕事にも、友達にも恵まれてるのに。
男には全然恵まれてなくて、デートは失敗ばっかだったじゃない。
どっちが悪いとかって話じゃなくて、単に波長が合わないことが多いのよね。
凄くステキで、一緒に居たいと思う人でも、まったくセックスの対象にならなかったり。
もう超セクシーで、見てるだけでムラムラする人でも、話が続かなかったりします。
独身で、自由にゲイライフを楽しむのも捨てがたいし。
妥協してとりあえず付き合うよりは、真剣にこの人しかないって人と交際したいと思ってます。
こういう恋愛観って、けっこうこっちのゲイコミュニティーでは理解されないこともあって。
ずっと独身だってことは、何か人間的に欠陥があるんじゃ?
なんか思われる事もありました。
人間、欠陥がない方がおかしいのにね。
前置きが長くなっちゃったけど、今回のデート相手ですが。
少し年上のフリーランスのデザイナー兼アーティストです。
どうやって出会ったのかというと。
実は出会い系が最初の出会いで、それも2年前のことです。
向こうがキャシーのことを気に入ってメッセージをくれて、少しやり取りしたけど、そのまま流れちゃったんですよね。
で、そんな彼の記憶なんて、2年の間に山のような出会いにかき消されて。
今年の夏に、とあるイベントで、偶然にも友達の友達として紹介されたのが彼でした。
キャシーは全然憶えてなかったのに、向こうはピンときたようで。
「あっ!君!僕の事憶えてない?」
って話が始まって、妙に波長が会って、30分ほど話し込んでしまったんです。
その少し後、キャシーからディナーに誘って。
ついに初デートまでこぎ着けて、とても素敵な一夜を過ごしました。
彼と一緒にいて、緊張もしないし、笑いも絶えないし、とても素直に過ごせたんです。
こういう風に感じられる人って、びっくりするほど珍しいんですよ。
初デートの2日後、今度は彼から。
「今日、暇なら家でディナーしない?僕が作るよ。」
って誘ってくれて、さっそく2回目のデートに突入。
彼は工場を家に作り替えたロフトスタイルのアパートに住んでいて。
初めてロフトスタイルの家を見たあたしは、少し興奮気味でした。
ロフトスタイルの家は若者アーティストの憧れたったりします。
間接照明とロウソクに照らされた中、ワインを飲みつつ、ディナーと食べる2人。
彼は音楽にも気を遣ってくれたようで、もう雰囲気抜群でした。
食後は、ソファーでお互いの手を握って、遅くまでいろいろ話をして。
帰り際に駅前まで見送ってくれた彼と最後にキスだけしました。
ベロチューじゃないキスには慣れてなくて、変に戸惑っちゃいました。
もう帰り道、一人でドキドキしちゃったわよ!
こんな素敵なデートは久しぶり、っていうか初めてだったもん。
そんな彼、その次の日より仕事で5週間もトルコに行く事になってて。
「トルコボーイズたちとたくさん遊んできてね!」
って電話で送り出したあたし。
昨日の夜には。
「イスタンブールの朝日を見ながら、君を思ってるよ。」
なんてくさいメールをくれて、パソコンの前で一人照れたキャシーでした。
まだまだどう転がるかわからないこのデート。
本当に素敵な人だったので、彼の帰国後に何かにハッテンすることを祈ってます。
でも、とりあえず彼がトルコボーイズと遊んでる間は、あたしもトロントボーイズと遊ぶわ。