あああ
キャシー、めっちゃ太った!
ぽこっと膨らんだお腹に注目。
いや。いや。いや。
夏の間、エクササイズもせずに。
「夏だから、代謝も良いはずだし、太らないわよ!」
って言いつつ、外食ばっかり、アイスクリームばっかり、太るものばっかり。
喰って。喰って。喰いまくってたら、こんなんになりました。
え?
比較がしたい?
なら、2009年の3月頃のあたしと比べるがいいわ。
勉強のストレスと、金欠で痩せまくってた学生時代です。
もう何このさわやかさ!
この若々しいキャシーは誰?どこ?
ってもう嘆いても仕方が無いので、地道にエクササイズを始めたあたし。
でも、こんなに太ったキャシーをほっておけないゲイコミュニティー。
お節介なオカマたちがこぞって、あたしのお腹に目線をやりつつ言うのです。
「キャシー、太り過ぎ。」
「あんた、ザーメン飲み過ぎたんじゃなくて?」
「ちょっと、そのお腹の子のお父さんは誰よ?」
って、こんな笑えない冗談なんて日常茶飯事。
さらにお節介なオカマは、言う事もエスカレート。
「あんた、そろそろジム行きなさいよ。」
「キャシー、そのみっともない妊婦腹どうにかしなよ。」
「あんたが30代になるの見てられない!」
わざわざあたしのライフスタイルや将来に対して指摘をして来る始末。
別にそこまで気にならないといえば、気にならないんだけど。
それを一日に数回、または数十回も聞いてると、頭痛がしてくるわけで。
なんでちょっとした脂肪をほっといてくれないわけ?
ってそろそろイライラするあたし。
トロントのゲイコミュニティーってやっぱ。
マッチョな白人イメージがゲイたちの間に強く染み込んでいて。
こんな体が、健康的で普通のゲイのイメージです。
たくさんの人が、ジムで腹筋を割ろうとしてて。
たくさんの人が、筋肉を強調したファッションで。
そんなメインストリームなボディ・イメージに興味がない自分は、少し除け者だったりします。
ジムに行くか行かないかなんて、個人の自由だと思うんだけど。
「え?(ゲイなのに)ジムに行かないの?マジで?!」
みたいに宇宙人見たような反応をされることもしばしばあります。
ゲイだからって、みんながみんな白人マッチョになりたいわけじゃないのよ?
あんまり周りがうるさいから、この前Facebookでこんなメッセージを公開したんです。
「自分の体型に自信が無いからって、あたしの体型に八つ当たりしないでくれる?」
このメッセージに、ジム通いのマッチョな友達が怒って。
「みんなキャシーのことを思いやってるのに、なんでそう捉えるわけ?」
って反論して来るわけですよ。
いやいや。
思いやりと、意見を押し付けるのは同じじゃないわよ?
あなたにとっての理想が、あたしにとっても理想だとは限らないのよ?
あなたがしてることは、ゲイの息子を女性と結婚させたいお節介な家族と変わらないわよ。
ってそんなこと説明しても、頭の固い彼には通じず。
「(お節介)どうもありがとう!」
ってあきらめて、会話を終わらせたわ。
本当、出る杭は打たれるっていうか。
ゲイコミュニティーでは、出る腹が打たれちゃうのね。