この前、友達と一緒にディナーを食べてたんですけど。
ひょんなことで、将来の人生プランの話になったわけよ。
キャシーの友達は、あたしより一歳年上で、バリバリのキャリアゲイ。
そんな彼が、急にため息なんか吐き出しながら、こんなこと言うわけよ。
「そろそろ結婚して、子供が欲しいな。」
キャシー、もう目が点よね。
トロントじゃ、結婚して子供を持つのだって、ゲイの生き方の選択肢に入るし。
実際に結婚して、子供も居る知り合いのゲイカップルも周りに居て、決して珍しいことではありませんが。
「あんた、今年26歳でしょ?人生焦り過ぎじゃない?」
とか、ついつい突っ込んじゃうあたしでした。
だって、今年25歳のあたし。
結婚はおろか、彼氏という単語さえ脳内にありません。
だからこそ、子供を育てるプランまで組んじゃってる彼にビックリしてしまいました。
「なんで結婚して、子供を持ちたいの?」
って聞いてみたあたし。
「だって友達が子供の写真とか見せて来て、自慢するからさ。」
「僕もあんな幸せを味わいたいなって、思うようになってきたんだよね。」
って、ノンケみたいなことを言い出す彼。
いくら21世紀とはいえ、結婚と子供ってやっぱり定番の“幸せ”には変わりありません。
周りが結婚しだして、子供とか生まれたりして、それを見て焦りだすのがあたしのノンケイメージです。
だから、結婚や子供といった“幸せ”を欲しがるゲイの人を見ると。
多数派の価値観に流されているのか、本当にそれに幸せを見出しているのか。
ついつい疑ってしまうキャシーです。
キャシーだって、結婚願望がないと言えば嘘だし。
いつか子供だって育ててみたいと密かに思っていたりします。
でも、自分に一番合った生き方ってなんなのかもよく考えるんですよね。
ゲイに生まれて、海外で生活してると、いろんな可能性があるわけで。
結婚して子供を持つライフスタイル以外に、もっといろんな生き方が目の前に転がってます。
だから正直、どんな生き方が正しいのか自分でもわかりませんし、決めるつもりもありません。
ただただ、後悔の無いように、毎日を生きるのみです。
そう考えると、ゲイとして生きて行くってやっぱり難しいです。
だって、ノンケのように敷かれたレールはないし、ロールモデルが全然居ないんだもん。
しかし、だからこそ、自分らしい生き方探しに挑戦できるのかもしれませんね。
10年後のあたし、何をしてるんでしょうね?
こんな結婚に懐疑的なのに、ちゃっかり子供まで作って。
“キャシーゲイパパのトロントのハッテン車窓から・・・”
なんてブログとか書いてたらどうしよう。
宣言しとくけど、キャシーの子供は絶対可愛いわよ!