久々にキャシーの恋愛ネタにでも触れようかしら。
あたしってば、基本的に恋多きオンナでしょ?
言い換えると、デートしてる割には実りがないってだけなんだけど。
キャシー自体、あんまり軽いノリで付き合うのは好まないタイプだから。
デートを重ねても松田聖子さえ感じたあのビビビを感じないと、断るか、そのまま自然消滅することが多いです。
イケメンでステキな人も周りに多いんですが、なかなか夢中になって好きになるような人には出会えてません。
大恋愛なんてファンタジー、追いかけない方が良いのかしら?
まぁ、そこらへんは置いといて。
今日はキャシーの半年以上続いたデート相手のお話でもしましょう。
この彼と出会ったのは実はトロントに来て少し経ったころで、自己紹介はできなくても顔は憶えていました。
向こうもキャシーのことを憶えてたようで、1年経った去年、共通の友人の手助けでデートをすることになりました。
軽く両思いで、お互い自立したクールで少しオトナな関係だったんですよね。
向こうは、キャシー以外の人ともデートをしていると教えてくれたし。
あたしも、このデートはカジュアルで気楽なものだと考えてると伝えました。
最初のデートは、韓国料理屋でスープを食べて、タピオカミルクティー屋さんでお茶というコース。
話は盛り上がるし、若くしていろいろ成し遂げてる人だし、顔もタイプ、でもなんか違う。
話を聞いていると、向こうは将来の夫の条件がいろいろあって。
1、 アウトドアであること!
青姦なら考えるけど、キャシー虫とかキャンプとか大嫌いよ?
2、 リバ(ネコもタチもできる人)であること!
キャシー、大ネコなんだけど?
3、 子供と犬と郊外の一軒家に住んでくれる人!
あんた、映画の見過ぎじゃない?
とお茶を飲みながら散々プレゼンされちゃったわけよ。
あたしもあたしで、黙って笑顔で話を聞いてるタイプじゃないから。
「あんた、そんな条件突きつけて、面接官のような態度でデートしたら、男はみんな逃げるわよ?」
ってけっこう痛い突っ込みをしてたりして。
あたしたちなりに、楽しいデートではあったんです。
そんなデートのあと、一応次のデートの約束はしたけど。
やっぱり彼氏にするには、少し違うかなっていう感じは拭えなくて。
お互い忙しくしてた割には、週に一回電話で近況報告したり、月一のディナーは続けました。
彼が他の人とデートして、うまく行ったかとか話してくれるし。
あたしがどっかの男とエッチしたとかそんな話も向こうに報告してて。
お互いセックスや付き合うことは一端忘れて、そんなオープンなデート期間を楽しんでいました。
デート期間。
日本じゃあんまり見ないような気がするんだけど、
こっちじゃ“seeing each other”とか“casual dating”って呼ばれてて。
基本的に、付き合う前の段階の数回のお試しデートって感覚です。
この期間中は、他の人とデートしてもいいって暗黙の了解もあるようで。
数人のデート相手と同時進行でデートして、一番好きな人に絞るなんて人も居るそうです。
キャシーとこの人の場合、お互い公認で、デートしつつ他の人とデートしたり、エッチしたりしてました。
つまりオープンリレーションシップ的な要素も混じったデート期間だったんです。
そんなキャシーのデート、意外なことにこのままけっこう続いちゃうんですよね。
もちろん、キャシーのことだからハッピーエンドは迎えません!(キッパリ)
まぁ、他人の不幸が好きな方は、そこらへんを楽しみにしててください。
次回へ続く。