昨年のキャシーは学生だったし、プライド中は学校も休みで。
ボランティアしつつも、気ままにプライドを満喫できました。
しかし。今年はそうは行きません!
LGBTコミュニティーのために働くもの、プライド中に自由などありません。
トロントほどLGBTコミュニティーが活発だと、毎日いろんなプライドイベントがあって。
カレンダーに行きたいイベントを書き入れても、なかなか仕事で行けなくて。
ハンカチを噛み噛みしつつ、我慢したあたし。
特にプライドウィークのキャシーの予定は過酷で。
木曜日:カナダ建国記念日にハッテン場イベントを運営
金曜日:トランスマーチ参加、その後アジア系パーティでアウトリーチ
土曜日:ダイクマーチ手伝い、そして路上アウトリーチとハッテン場アウトリーチ
日曜日:プライドパレード参加
という感じで、予定びっしり。
帰宅も毎日2時過ぎで、睡眠不足でしたし。
買い物にも行けず、自宅にはろくに食べ物さえありませんでした。
キャシーはもう倒れることを覚悟で、そして痩せることを祈って、プライドに臨みました!
もう金曜日の時点で、疲労はピークに来てて。
それでもプライドのためならと、華やかに着飾ってトランスマーチに参加するあたし。
昨年は少人数の呼びかけで、非公式なマーチとして始まったトランスマーチですが。
今年はおめでたいことに、公式マーチの一つになりました!
ゲイに比べると、トロントではトランスはまだまだ社会的に生きるのが難しく。
だからこそ、こうした運動はトランスじゃないキャシーでも、支持を示したいんです。
トランスマーチは、プライドパレードのような派手なフロートも音楽もありませんが。
コミュニティーたちが団結したポジティブなエナジーはまったく負けません!
夜のお仕事に向けて、着飾ってトランスマーチで浮いてるあてくし。
うちの団体も今年からトランスマーチに参加しました。
ラテン系クィアコミュニティーのグループです。
トランス権利運動を支持する学生団体です。
若いアクティビストたちもみんな参加してます。
プライドの言論の自由を守る会もしっかり参加してます。
問題となった反イスラエルのパレスチナLGBTグループをちゃっかり参加してました。
嬉しいことに、トランスマーチの規模は昨年よりずっと大きくなってました。
トロントのトランス権利運動も、こんな感じで前進していくといいんだけど。
ゲイやビアンに比べると、トランスを受け入れるのはハードルが高いようです。
そんなトランスマーチの後、大荷物を抱えて。
800人規模のアジア系ゲイナイトで深夜までお仕事してたキャシー。
仕事上がりに飲んだビールは美味しかったけど、もう顔が凄いことになってるわ。
24歳になると、疲れも隠せなくなっちゃうのかしら?
しかし、プライドの本番は土曜日と日曜日。
まだまだ弱音なんて言っていられないキャシーでした。