トロントといえば、中華街、韓国街、ポルトガル街、イタリア街、あと日本街もあったりと。
カナダに移民してきた個々のコミュニティーが面白い感じに、トロントという街を形成してて。
キャシーは自宅から歩いて20分のスリランカ街で大好きなカレーを食べたり。
中華街で本格中華を楽しんだりと、トロントのそういう部分は大好きで、いつもレストラン巡りしてます。
そういえば、ヘアカットもいつも韓国街でしてて。
いつも友達と髪の毛切って、それから美味しい韓国料理食べて。
歩いてゲイタウンに戻るのが、定番コースになっています。
そんな昨日もヘアカットが終わって、晩ご飯を食べようとしてたとき、こんな風景に出くわしました。
韓国人街で大暴動!?
ってわけじゃなく、ワールドカップでの勝利にみんなが興奮してるんです。
赤いシャツのサポーターたちが、韓国街の両脇から声援上げてるんです。
ノリのいいトロントの人たちも、クラクションを鳴らして興奮を煽ってて。
中には車を止めて、韓国人たちと勝利の喜びを分かち合う人たちも。
韓国チームサポーターたちが、止まった車を揺らしてあげてるんですよね。
これにはビックリしたキャシー。
ちなみに、この後パトカーにもこれやってましたけど、パトカーもノリよくて。
注意されたり、逮捕されたりせず、この後もこの騒ぎはしばらく続きました。
キャシーは、ワールドカップとか、オリンピックとか全然興味なくて。
愛国心とか、そういうのが絡むものってあんまり楽しめないの。
あたし地球に生まれたんだから、あたしの住みたい国に住むわよ?
って、ちょっとわがままな考えなあたし。
愛国心ってか、愛球心かしら?(金玉好きでもあるけど)
だから、こういう政治が絡みすぎたスポーツイベントは応援しないのよね。
いや。ワールドカップとか、オリンピックに出てるアスリートさんならいくらでもいただくけど?
そういう部分では、トロントの方たちは面白くて。
生まれも育ちもカナダなのに。自身のルーツをアイデンティティーとして持つ人が多く。
それでも、カナダに住んでいること、またはトロントに住んでいることがアイデンティティーになっていて。
キャシーが考える愛国心のイメージとは少し違う愛国心を持っているのよね。
今年のオリンピックで、宿敵アメリカにホッケーで勝ったカナダ。
もうその試合の勝利の瞬間、ダウンタウンが凄いことになりました。
キャシーは友達の家でお茶してたんですが、もう外のクラクションや歓声が止みません。
みんなカナダの国旗を持って、ダウンタウンの中心部に向かって走って行くわけ。
凄かった。
日本がワールドカップで優勝したら、どんな風になるのかしら。
トロントの人たちに、こんな愛国心が潜んでいたとは、心底意外です。
多くの移民の方も、めっちゃくちゃ興奮してたんですよね。
キャシーの友達で、カナダに来て間もない移民の子も。
「カナダが勝った!サイコーに嬉しい!」
とかめちゃくちゃ喜んでました。
アメリカとカナダでは、愛国心の性質が違うってよく聞きます。
どちらも移民がたくさん居る国ですが、実際どのくらい違うんでしょうかね?
アメリカはまだ未経験のキャシーですが、まだあんまり行く気はしません。
いつかみんなが銃を捨てて、ディルドを持ち歩くようにならないかしら。
そしたら、もうコンドームとローションごっそり持って遊びに行くのに。
結局落ちはセックスなのね。