ゲイたちが崇拝してやまないディーバといえば、マドンナですが。
彼女にも負けてない存在といえば、カイリー・ミノーグではないんでしょうか?
80年代に『ロコモーション』や『ラッキーラヴ』の大ヒット曲で一世を風靡し。
小悪魔のような、可愛い女の子だった歌姫も、今ではそのまんま大人になり。
魅力がたっぷり詰まった小悪魔になって、ますますゲイ人気が高まって行ったのです。
マドンナといい、シェールといい、カイリーといい、ゲイって派手な熟女が好きよね。
しかし、そんなカイリーも北米での人気はイマイチで。
クラブでもあんまりカイリーってかからなくて。
たまにカイリーが流れても、キャシー以外みんなシーンとしてたりするのよね。
ディスコとかバブルガムポップが大好きなキャシーなのに、それじゃ寂しすぎる。
人気が低いといっても。
昨年トロントにカイリーがツアーで来たときは、みんな大騒ぎしてて。
キャシーの友達たちはさりげなくチケット予約して、ライブ行ってたのよね。
あたしは、仕事が忙しくて行けなかったけど。
カナダ仕様のカイリーポスターです。
そんな彼女、7月に新アルバムのリリースを控えていて。
キャシーの数少ないカイリーファン友達は、早くもその先行シングルのPVに大騒ぎ。
この新曲のビデオ、本当に凄いんです!
キャシーでさえ、ちょっとビックリしちゃったもん。
カイリーって元々ゲイフレンドリーだとは知ってたけど。
ここまでセックス・ポジティブな偉大なお方だとは、あたし知らなかったわ。
このビデオ、愛とセックスがテーマなのでしょう。
都会の真ん中で、みんなが急に何かに誘われるかのように服を脱ぎだし。
下着だけ残して、そこらへんの人と愛撫たっぷりのディープキスを始めるわけ。
なんとなく、映画『パフーム ーある人殺しの物語ー』を思い出しました。
嗅いだだけで、愛に満たされ、性にひれ伏しちゃう、美女からできた香水のお話です。
その映画の有名なラストシーンです。
カイリーのビデオが面白いのは、登場しているのがストレートのカップルだけじゃないってこと。
よく見てみると、ゲイのカップルも居るし、レズビアンのカップルも居るし。
しかも、複数プレイしちゃってるカップルまで居て、まさに多様化した現代のカップル像がここに!
だから曲名が、『All The Lovers(すべての恋人たち)』なのね。さすがよ!カイリー!
欲を言えば、人種のバランスが悪いっていうか、アジア人があんまり見当たらないけど。
そして、ビデオの終盤では。
そのカップルたちでできたタワーの頂点で、歌って踊っちゃうカイリー。
もうなんか、別次元に来ちゃったわね。
『マドンナと張り合う気マンマン!』
って、聞こえてきそうなくらいです。
なんかアルバムのジャケットも威厳たっぷり。
そんなゲイアイコンのカイリーのニューアルバム『Aphrodite』、要チェックよ!