トロントっていえば、ミュージカルがとても人気で。
各地に劇場があって、小規模なオフブロードウェイもあったりします。
そんな小規模なオフブロードウェイから人気が出て。
大規模なブロードウェイに進出するミュージカルもあって。
HIVや同性愛などを扱った『RENT』なんかもその一例だったりします。
そんな『RENT』も来年はトロントに来るということで、楽しみで仕方ないキャシー。
そんなあたし。
トロントに来て1年半経ちますが。
先日、初めてミュージカルを見てきました。
キャシー。
ミュージカルって大好物で。
ミュージカル映画とかかじりついて見ちゃうような子なんだけど。
留学生時代は貧乏すぎて、そんな劇場に行くお金なんかなかったのね。
でもやっとちょっと無駄遣いもできるようになって。
こんなミュージカルを見てきました。
『MY MOTHER’S LESBIAN JEWISH WICCAN WEDDING』
ってタイトルなんですが。
直訳すると。
『レズビアンで、ユダヤ人で、魔女な僕のお母さんの結婚式』
ってなります。
何じゃそりゃ?
って思うかもしれませんが。
実話を元に作られた心温まるミュージカルなんです。
内容を簡単に説明すると。
離婚した中年女性が、子供と元夫を残して。
カナダのオタワへ引っ越し、新生活を始める話で。
レズビアンへの目覚め、息子へのカミングアウト、同性婚の合法化など。
様々なストーリーが1時間ちょっとのミュージカルにぎゅっと詰め込まれています。
一番ビックリしちゃうのが。
このミュージカルの制作者で、作曲者で、役者の一人でもあるギターを持ったこの男性。
このミュージカルの元になった実話の息子さん本人だったりするんです。
自分の母の人生を元に。
バンド経験を生かして、このミュージカルを作り上げたそうで。
そのため、このミュージカルは息子の彼の視点からのお話になっています。
レズビアンになったお母さんの結婚式をミュージカルにしちゃうなんて。
ちょっと感動的じゃない?
しかも彼、凄く頭がきれて。
「レズビアンで、マイノリティーに理解がある母の息子が、、、
ストレートの白人男性だなんて!」
とか、彼自身のことを皮肉った歌も歌っていて。
社会風刺の効いたジョークもたくさん。
キャシーはもう終止目が潤んだり、爆笑したり、歓声あげてたりして。
ミュージカルが終わっても全然興奮が冷めませんでした。
ただ今、友達みんなに行くように宣伝中だったりします。
ちなみに。
このミュージカル、まだこの大規模な劇場で開演されたばかりで。
今なら最安値$25で見れちゃいます。
これから人気が出て、もっと大規模なミュージカルとして進化していくんでしょうか。
キャシー、めっちゃ応援しちゃいますよ。