日本に居た頃は。
法学部の弁護士の卵ゲイが友達にたくさん居たキャシー。
なぜか。
トロントに来てからは。
お医者さんの卵ゲイの友達がどんどん増えています。
もし、キャシーが30代になって。
貧乏なソーシャルワーカーとかしてたら。
外食とかしても、お財布は家に置いたままでいいのよね?
(タチの悪いオカマの典型です。)
そんな今日は。
その友達の医者の卵くんのお話です。
キャシーのボランティア仲間で。
よくコンビ組んで、ワークショップとかアウトリーチしてる友達がいるんですが。
この度、彼が看護学校を卒業して、医大に進学することを決めたんです。
トロントの医大のシステムとか全然知らないですが。
その友達、自己ピアールをしなきゃいけなくて、凄く悩んでました。
自己ピアールって、就活とか面接で大事な部分だけど。
自分自身を曝け出すことになるから、ゲイとしては一大事。
特にゲイ関連のボランティアとか、そういった活動的なゲイにとっては。
そのまま開き直ってオープンで行くか、隠して行くか、最大の迷いどころです。
いくらトロントといえども。
もし面接官がゲイ嫌いだったら。
落とされちゃう可能性だって、大いになるんです。
プライドを捨てるか。
そのリスクを背負うか。
非常に難しいところです。
そんなジレンマの中。
その友達が出した結論は・・・。
オープンに真っ当勝負!
自己アピールの論文で。
「僕はトロント在住のアジア人ゲイとしての経験を誇りに思っていて、今の自分があるのも、こういった経験が自分を磨き上げたからだと信じています。」
とカッコよく書いたらしいんですが・・・。
提出した後に。
他の医学部ゲイ友達たちに相談してみたところ。
「僕ならやらないかな。」
「そんなんで人生を棒に振りたくないよ。」
って言われたらしく。
だいぶ不安になって。
「僕の誇りだもん・・・。悔いはないもん・・・。」
ってちょっと落ち込んでおりました。
キャシーもかなり心配していたんですが。
少し前に結果が届いたらしく。
先日、満面の笑みで。
「キャシー、受かったよ~!!!」
って喜んでおりました。
本当、良かったです。
これで外食は払わなくて済むわ。
(そこかよ・・・)
と、そんなちょっと希望が持てるような話でした。