ゲイ?男?日本人?白人?社会のパワーバランス。

少し前に友達から聞いた話です。

この友達、キャシーと同じアジア人エイズコミュニティでボランティアしていて。

大学も卒業したので、黙々と就活をしていたのね。

彼は医療関係のことが専門だったので。

ある病院で面接が決まって、いつも通りに臨んだらしいの。

面接室に入ると、面接官の1人が白人のおじさんで。

面接が始まるなり、こんなことを言い出したんだそうです。

「アジア人エイズコミュニティ?なんだねこれ?」

で、友達は聞かれたとおりにその団体の趣旨を説明したんです。

そしたら。

「こういうサービスは、私のような白人を差別しているとは思わないのか?」

って急に怒り出したんだそうです。

キャシーの友達、反応したくても、面接を落とされるのが嫌で。

そのおじさんが屁理屈を最後まで言い切るのを我慢したんだそうです。

その面接の後。

怒り狂ったようにキャシーに電話してきて。

そのおじさんに言われたことを一字一句報告してくれました。

キャシー、あまりに面白くて、笑っちゃったんだけど。

そんなことを言われて、必死に絶えた彼をちゃんと。

「お疲れさま。」

って慰めてあげました。

にしても、このおじさんの言い分って、どうなの?

アジア人向けのエイズサービスを提供するのは、本当に差別なの?

いったい、白人のミドルクラスが差別される側に回るのはいつなの?

ってたくさん疑問がキャシーの頭の中に沸いてきました。

この疑問を解くためには。

何が差別で、何が差別じゃないのかを見極めていくことが重要なんだと思います。

そんなに簡単に線引きなんかできませんが。

キャシー、頑張るわ!

まず。

差別を考えるときに、大事なポイントは。

人と人とのパワーバランスです。

たとえば。

日本に住んでいれば。

日本人が最大の恩恵を社会から受けられて。

在日朝鮮人や移民、留学生などは、弱い立場に立たされます。

その証拠に。

日本のゲイタウンに行くと。

外国人は入れるお店もリミットされていて。

日本人ではないというだけで、門前払いというゲイバーがたくさんあります。

逆にトロントを見てみると。

白人中心主義な社会があって。

カナダで生まれ育ったとしても、白人じゃなければ差別を受けることがあり。

まだ来て間もない移民や、留学生は、もっと差別を受ける可能性が高いです。

移民同士でも、肌の色や出身国で差があったりするんです。

また、男女で考えると。

まだまだ社会は男性中心で。

女性は社会の中で1人で生きていくには、男性の数倍もがんばる必要があります。

LGBTコミュニティだって例外ではありません。

差別に敏感だって言われている私たちですが。

レズビアン、バイセクシュアル、トランスと比べると。

やっぱりゲイ男性はコミュニティー内で一番特権があります。

こんな風に。

人間と人間が一緒に居ると。

どうしても、格差や階級が生まれてしまうんです。

キャシーも、男性であって、ゲイであるから。

仕事を見つければ、女性より高い給料をもらえる可能性が高いわけだし。

ゲイコミュニティーでも一番中心的なグループに属していて。

娯楽もレズビアンやトランスの方よりもずっと多いわけです。

悲しいことではありますが、それが現実です。

こんなに忙しい現代社会に生きていると、ついそんなことを忘れて。

それを当たり前にように考えがちになります。

男性という立場と、ゲイという立場の恩恵なんて無視して。

「キャシーは頑張ってるから、こんだけ生活が充実してるの!」

って身勝手な考えに陥ってしまいます。

じゃ、社会の中にあるパワーバランスに敏感になるためには、どうすればいいの?

ってなりますが。

まず、自分が社会のどんな位置に居るのかを、しっかり知る必要があります。

性別だったり、年齢だったり、国籍だったり、ルックスだったり、セクシュアリティーだったり。

本当にいろんな角度で、自分の立ち居地を確認してみて下さい。

でもそれがどうやって、差別に繋がっていくのかって?

それは明日まで待ってちょーだい!

キャシー、金曜日なのに、記事ばっかり書いてるわけには行かないの!

みんなから。

「あのオカマ、週末もブログしっかり更新してて、遊ぶ友達も居ないのかしら?」

とか噂されたら溜まったもんじゃないわ。

そんなわけで。

続きは、次の記事をお楽しみに。

ゲイ?男?日本人?白人?社会のパワーバランス。” への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    自分の立ち位置を知ること。本当に大切だと思います。
    私も文字の上では、いろんなところで"Minority"とくくられる存在ではありますが、
    Priviledgeはあります。言うと嫌味になるようなこと。例えばルックスとか、Marital status, 表向きのセクシャリティー、家族収入、そして出身国の経済的/世界的パワーとイメージ。こういう自分に対する社会評価、特に人間の中身とは直接関係ないこと、というのが、ものすごくその人の生き方を左右するんですよね。人間は社会で生きる生物だから。
    それを知らないでいると、自分の持つPriviledgeを当たり前だと思って、それをもたない人たちを、「あんたは努力していないだけ、言い訳してるだけ」なんだと結論付けてしまいがち。で、追い詰め、その人たちをさらに攻撃し、痛めつけることになったりする。一番危険なことだと思います。
    マイノリティーを支える人に対する”逆人種差別”的発言、ありますよね。ヘルスケアや社会福祉のサービスの場でも本当に良く見られる光景。だけれど、その態度そのものが、自分のPriviledgeを認めていない、他人に譲ろうとしないdefensive actだと思えるのですが。。。 

  2. SECRET: 0
    PASS:
    人の価値観や見られ方は様々で、カテゴライズされて生きているのは仕方のないことだけど、ほとんどのことが多いものや強いものの味方。
    少数でも頑張っている人を自分の中の位置づけで差別したり嫌ったり…人とは勝手な生き物ですね。
    キャシーさんのブログを読み始めてから、固定した角度から人を見るのはなるべくやめようと思いました。
    とりあえず思いっきり遊んでくださいな♪

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >dahさん
    的確なコメント、ビックリです。
    今回はまさに、Priviledgeについて、噛み砕いて書きました。こういった視点で物事を見えるようになることは、非常に大切なことだと思います。
    福祉の場で聞かれる“逆差別”は、本当にたまにアホか!と言いたくなりますね。見えない、知らない、って怖いことです。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >こうもりねこさん
    カテコライズされて、ラベルを貼られて、うんざりしつつ、いつの間にか自分も同じことをしていて、恐ろしくなります。
    こうして、たまに考えて、方向修正していかないと、人間ってまた同じことをやっちゃうんですよね。

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