キャシーがこの前書いたばかりのキャシーの友達とムスリム女性のお話ですが。
こんな後日談があったんで、ちょっと報告します。
文化の違いで、亀裂が入りまくってた2人ですが。
ついに、そのルームメイトのムスリム女性は耐え切れなくなったようで。
大学寮のオフィスにお手紙を書いたそうなのね。
で、キャシーの友達、ひょんなことでそのお手紙を読んじゃったらしく。
その内容に大激怒しておりました。
どんな内容だったのかというと・・・。
管理人へ
どうかルームメイトを変えてください。
私の今のルームメイトはバイセクシュアルなので、一緒に住んでいて不快に感じます。
それに、彼女はマリファナも吸いますし、危険です。
あと、新しいルームメイトはカナダ人じゃない人がいいです。
私、カナダ人がどうしても好きになれないんです。
って・・・とんでもない内容。
キャシーの友達、マリファナ吸ってるのチクられた上に。
勝手にバイセクシュアルとか呼ばれちゃって、もうカンカン。
「あたしがなんでバイセクシュアルになってんのよ!?」
「しかも、バイセクシュアルが嫌から部屋変えたいって差別じゃない!」
って朝から教室で喚き散らしてました。
にしても、カナダ人が嫌いって・・・。
こんなにバリエーション豊かなカナダ人が嫌いになったら。
地球上で好きになれる人は少ないわよ。
って思わず突っ込みたくなるほど。
何にしろ。
非常に失礼なお手紙で。
カナダで「やってはいけない」が満載。
まず。
セクシュアリティーは非常に個人的にもので。
そういったものを、簡単に他人に公開するのはありえないことです。
カナダ人は、そういう面でも小さいうちから教育されているので。
「あの人ゲイなんだよ。」
とか冗談で言っていると、人格を疑われます。
そして。
“カナダ人”って言う言葉も、使い方が凄く難しいです。
トロントに居るカナダ人の多くは移民で、非常にバラエティー豊か。
それなのに、そんな一言で括ってしまうのは本当に失礼。
ポジティブなことならともかく。
こういったネガティブな発言は大いに反感を買うと思います。
「カナダ人って、誰のこと言ってんのよ?」
みたいな反論が必ず返ってくることでしょう。
キャシーのクラスメートたちはその話を聞いて。
本当に予想以上に怒ってて、ちょっと興味深かったです。
こっちで生活するのに、こういう点に気を遣えないと、なかなか大変なのかもしれませんね。
そのムスリム女性、次のルームメイトとはうまくやれるのかしら。