うちのカレッジ。
セクシュアルマイノリティーには非常にフレンドリーで。
トロントプライドには予算を費やして、送迎バスやオリジナルTシャツを作ったりと。
宣伝も兼ねてるんでしょうが、それでもキャシーは凄く感心しました。
今年なんて、プライドパレードに。
「いくら費やしてもいいからフロートを出すぞ!」
みたいなことを言い出して。
こんな不景気なときに、太っ腹ね。
とか思ったんですが、運営はなぜかうちのサークルに投げてて。
「ちょっと・・・そんなん手に負えないわよ。」
ってキャシーが大反対して、結局お断りしました。
本当。
トロント大学みたいに専門イベントプランナー雇いなさいよ!
って話です。
ここまでリベラルに見えて。
ポリシーにはトランスジェンダーが含まれてなかったりと。
抜けてるところは、抜けちゃってるあたしのカレッジ。
それでこんなキャシーのカレッジですが。
毎学期10万カナダドルも費やして、うちのLGBTサークルをサポートしてくれています。
このサークル。
学内に居るゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのセクシュアルマイノリティー。
それから、それを支持するストレートの学生さんで構成されていて。
定期的にイベントをやってたりするんですが。
もう本当に人が集まらないのよ!
予算とかもう余りまくり!
この前のイベントなんて。
1万円を費やして、テーブルいっぱいに食べ物をオーダーしたのに。
現れたのは、幹部の数人とサークルメンバー1人・・・。
もうLGBTで集まる居場所が必要ないくらいカレッジが快適なのか。
それともうちのサークルが彼らのニーズに合ってないのか。
日本だったら。
こんなサポート欲しくても手に入らないのに!
つくづくもったいないとか思っちゃうキャシー。
そんなこんなで。
このサークル、ただ今崩壊の危機に直面してます。
元々、キャシーの友達がこのサークルの大部分の手続きをやっていて。
キャシーは助手的な感じで、頼まれたことをやる感じでした。
(セクシー秘書ってイメージしてもらっていいわ?)
2人でテーブル出して、校舎内でアウトリーチとかもよくしたわ。
でも、この夏から彼がトロント大学に移るということで。
その大事なポジションが空いちゃったわけ。
「キャシー、僕の代わりを務めてくれるよね?」
ってこの前笑顔で言われたんだけど。
さすがに断れなくて。
「ちょっと考えさせて・・・。」
って言って逃げたわ。
キャシーだって、夏学期が終われば、このカレッジともおさらばだし。
タダでさえ人が集まらなくて、無意味に労力だけ費やしてるのに。
まだ続けるのかよ・・・とか全然ノリ気じゃないあたし。
そんなわけでこのサークル、あたしの代で活動休止が濃厚だわ。
日本ではあんなり頑張って、LGBTサークルを立ち上げてたのに。
トロントでは、こんなにあっさりとそれを諦めてるあたし。
不思議な気分だわ。