キャシー。
クラブでセクシーに見えるTシャツが欲しくて。
先日、ホリスター(Hollister)でセール中のシャツをゲットしたんですが。
友達があたしのシャツを見て一言。
「キャシー、なんでそんなブランド買うの?」
って聞いてきて。
「あら?ホリスターって良くないの?」
とか真顔で聞き返しちゃったんだけど。
友達が。
「いや。そういう排他的なブランド、キャシーは嫌うのかと思ってたから。」
って言われてしまいました。
たしかに。
ホリスターって、排他的よね。
広告なんかも、全部白人だし、ミドルクラスの白人の若者のためにあるようなブランドだものね。
ホリスターの上位ブランドで。
日本のゲイも大好きな、アバクロ(Abercrombie & Fitch)だって。
もう 白人!白人!白人!白人!白人!って感じだし。
白人をターゲットにマーケティングすることで。
白人に憧れる人にも支持され、ブランドイメージもアップで、ビジネス視点だと完璧なんですが。
ビジネスには、社会責任ももちろん伴うもので、それも忘れてはなりません。
そのビジネスがどんなメッセージを発信するかにも気をつけていく必要があります。
このTシャツを買ったキャシーは。
白人至上主義にちょっと加担してしまったって言えば大げさですが。
そのビジネスの方針を支持してしまったってことになります。
本来ならフェアトレードのコーヒーが買いたいわけなのに。
ついついティム・ホートンやスターバックスで済ませちゃう感じの罪悪感です。
そんな排他ブランドつながりで。
トロントにある2大薬局も、広告に意外な差がありました。
SHOPPERS DRUG MART
REXALL Pharma Plus
ダウンタウントロントのカレッジ駅を降りると。
降りてすぐのところにSHOPPERS DRUG MARTがあって。
カレッジパークの裏にREXALL Pharma Plusがあるんですが。
ある日、さりげなくそこのREXALL Pharma Plusの広告を見てたら。
「あれ?あれれ?白人しか居ないわ!」
って気付いて。
友達に。
「おかしいわね。ここって白人しか使わないのかしら?」
って皮肉ってから。
2人でカレッジ駅の近くのSHOPPERS DRUG MARTを次に通りかかって。
広告を見てみると、あらビックリ。
アジア人も、黒人も、みんなちゃんと居る!
あたし、その時点で。
これからはSHOPPERS DRUG MARTでもっと買い物するように決めたわ。
だって、自分を無視してるブランドより。
自分のことを見てくれてるブランドの方が買い物してて嬉しいじゃない。
まぁ、人によっては。
ツンデレタイプな排他ブランドが好きな人も居ますが。
こんな排他ブランドのコンセプト、ご理解いただけましたでしょうか?
どうですか?
排他ブランド。
買う?買わない?