キャシー、ご存知の通り。
トロントのコミュニティーカレッジで。
カナダ人学生の中に、留学生1人で混じって勉強してます。
最初はどーなるかと思ったけど。
授業も理解できるし、教科書も読めるし。
試験だって、プレゼンだって、予習すればなんとかなります。
それでも、言葉の壁は大きいわけで。
平均点は維持できても、高得点はなかなか獲得できません。
キャシーが“A”を取れそうなコースは、6個中2個くらいかしら。他はきっと“B”。
まぁ、勉強に集中しないで、ゲイ活動ばかりしてるのも原因ですが。
そんなプログラムを受けてて。
やっぱり緊張するのは、クラス内での発言。
発音も気になるし。
緊張して、文法がめちゃくちゃになるし。
一番苦手な瞬間です。
先生のよっては、チャレンジするのが好きな人も居て。
みんなの前で、議論をしなくちゃいけないときは、もう本当にヤケクソ。
この前、こんな最悪なことを言われたこともありました。
授業の課題で。
実際に人材マネジメントをやっている人へインタビューするってものがあって。
キャシーは自分なりに人を見つけて。
インタビューをして、解答をまとめて、クラスに持ってったわけです。
で、クラス内で先生に。
「インタビューで、一番印象に残ったことは?」
って聞かれて。
「人材マネジメントという分野は、つかみどころがないってことです。」
って回答したら。
先生の顔つきが急に変わって。
「そんなわけないわ。人材マネジメントはハッキリしている分野よ。」
ってチャレンジしてきて。
そんなこと言われても、あたしの意見じゃないし・・・って思って。
「人によって、感じ方が違うんではないんでしょうか?」
って流そうと思ったら。
納得しなかったのか。
「あなたの言葉のせいなのか、何言ってるのか理解できなかったわ。」
って捨て台詞を吐かれたあたし。
何!?
何なの!?
それ、生徒に言う言葉!?
とか、唖然としたんだけど。
もう金曜日の午後で疲れてて、気にしないことに。
キャシー。
このプログラムに入ってから。
「英語が第一言語じゃないしとか。まだ来てから1年も経たないしとか。」
って言い訳をできるだけ封印してここまで来たのに。
こんな一言が先生の口から出るとは思わなかったわ。
クラスの後。
まぁ、こんなもんよね。
って、1つタメ息ついて、教室を出ようとしたら。
クラスの女の子が。
「キャシー!」
って呼んできて。
「大丈夫だった?」
って聞かれて。
「先生が僕に言ったアレ?」
って聞き直したら。
「そうそう。アレはないわ。失礼にもほどがあるわ。」
「気にしちゃダメよ!キャシー!」
って励ましてくれて。
凄く気分が良くなりました。
英語が第一言語ではない人にも比較的優しいカナダですが。
こんなこともあるんですね。
特に何か言いたいわけでもないですが。
留学生をしてると、こんなこともありますよって話です。