引越し先も無事決まって。
新“性”活にワクワクなキャシー。
金曜日の夜に。
親戚が車を出してくれるということで、急遽お引越しすることになって。
スーツケースやバッグに詰めれるだけ詰め込んで、いざ出発。
この人たち。
まさか、一緒に家まで上がってこないわよね?
とか心配になるあたし。
だって。
キャシーがこれからお世話になる家主さんはゲイなので。
テーブルにゲイ雑誌とか。
壁にレインボーフラッグとか。
そんなものがあったら、大ピンチです。
しかも、家に上がって。
「せっかくなので、お茶でも・・・。」
みたいな雰囲気になって。
あんまり僕たちの関係性を追及されてもまずいし。
もう冷や汗だらだらのキャシー。
マンションの下まで着くと。
悪夢のままに、部屋にずかずか上がる親戚。
すぐ帰ればいいのに。
なぜか、キャシーの友達へ尋問開始。
「結婚はしてらっしゃるの?」
とか。ゲイには禁断なプライベートな質問とかズバズバ聞いてて。
あたしのこと心配してくれるのは嬉しいけど、やめてよ~~~!
って、心の中で絶叫。
キャシーはもう挙動不審すぎるくらい動き回っておりました。
友達が本当にうまくあしらってくれたから良かったものの。
本当に、崖から突き落とされる気分だったわ。
一番、焦ったのは。
「あれ。あの人の名前なんて言ったっけ?」
って親戚に聞かれたとき。
ゲイ同士って。
あだ名でお互いを呼ぶことが多すぎて。
よっぽど何か無い限り、本名を覚えることも無く。
ヤベっ・・・。
自分のルームメイトの名前も知らなかったら、さすがに怪しいわ。
でも、嘘もつけないので。
コソコソ確認しにいって、もう最高潮に挙動不審なキャシー。
「あんたなんでルームメイトの名前も知らないのよ!」
って突っ込まれて。
「英語って、あんまり本名使わないもんね。」
とか苦しい言い訳で切り抜けました。
親戚が帰って、やっと一息つけたキャシーでした。
まぁ、何はともあれ。
引越しも無事に終わり。
荷物の片付けも終わったので。
これからは、ダウンタウンの真ん中でゲイ2人生活です!
さっそく部屋にレインボーフラッグ飾って。
テーブルにゲイ雑誌ばら撒いてます。
これこそオープンリーゲイの醍醐味よね。
これで朝起きて、寝るまで、夢の中でもゲイです。
きゃ~~~。しあわせ!