恋人なら、コンドーム不要？

この前、友達が。

「最近、彼氏がアナル舐めてくれないの。怖いんだって。」

って愚痴ってきて。

アナルはバイ菌がいっぱいだし。

切れ痔とかあると、血液を舐めてしまう心配もあるし。

A型肝炎とか、ウンコを介して移る厄介な病気もたくさんだし。

「正しい選択じゃない？」

「どうしても舐めて欲しかったら、コンドームを切って、アナルに当てて舐めさせれば？」

って極めてセックス・ポジティブなアドバイスをしたつもりだったんですが。

「彼、あたしを信用してないってことじゃない？」

ってさらに愚痴り続けて、一向にキャシーの言葉が耳に入らない様子。

あんたね・・・。

信用って、そんなものじゃないでしょ？

彼氏さんはお互いの健康を気遣って、より安全なセックスがしたいんでしょ？

たまに。

「あたしたち、検査済みだし、浮気はしないから、セックスは生でするの。」

っていうカップルが居ますが。

っていうか、意外とこういうカップルのが多いんですが。

キャシー、ちょっとゾッとします。

だって。

お酒飲んで、クラブ行って、ちょっと可愛い子見かけて。

一緒に踊って、キスもしちゃって、個室で勢いでしちゃったりとかって。

そんなに珍しい話じゃないと思うのね。

この前のアジアン・ナイトだって。

友達のラブラブ・カップルが一緒に踊りに来ていて。

片方がトイレに行っている間に、もう片方が他の可愛い子とキス始めちゃって。

トイレから戻った片方がそれを発見して、激怒。

あとで、トイレで大喧嘩をしてたし。

人間、そう簡単に思い通りに生きられたら、みんな苦労しません。

つい。勢いで。うっかり。ちゃっかり。それが人間。

「あたしたち検査してて、お互い信用してるから！」

って生で毎週セックスしていたとして。

もし片方が知らぬ間に、どこかでHIVに感染していたら。

非常に高い確率でもう片方もHIVに感染いたします。

この話をこの前、AIDSコミュニティーに勤める友達と話していたら。

実際に、HIV感染者で相談にかかる人たちは。

カップルを介しての感染が圧倒的に多いんだそう。

やっぱり、意外な落とし穴なんですね。

HIV/AIDSといえば、売春する人や、不特定多数の人とセックスするの病気だって思っている人が本当に多くて。

自分の相方としかセックスしてないから。

あたしは大丈夫！

っていう変な根拠があって。

それがHIV/AIDSを蔓延させている原因にもなっています。

日本でよく見かけた。

「あなたの彼氏の元カノの元彼を知っていますか？」

って、うろ覚えですが。

このキャッチコピーはまさにそこを射抜いているものだと思います。

恋人とセックスをするとき、コンドームを使っていますか？

キャシー、コンドームいっぱいあるけど、使う機会がないわ。