以前の記事で、この映画『ミルク』を紹介しましたが。
ついに劇場に足を運んできました。
ではでは、主観だらけの感想でも。
ネタバレに気をつけて書きますので、ご安心を。
ショーン・ペンさん、さすがです。
見事にちょっと気持ち悪い中年のゲイを演じています。
いや。褒め言葉ですよ!
だって、本当にキャシーがセックスした誰かを彷彿とさせてました。
キャシー、ショーン・ペンとは寝れません(失礼)。
にしても、ショーン・ペンだけではなく。
脇を固める役者さんもかなり魅力的に映画を彩っていて。
キャシー的には、ハーベイ氏の事務所に勤めてたレズビアンの子が可愛くて。
さらに、役者さんだけじゃなく。
過去の実際の映像を、効果的に映画に混ぜたことがかなり功を奏していて。
ラストシーンでは、もう堪えきれずに涙がポロポロ。
本当に監督さんの情熱と、役者さんたちの好演が光る作品でした。
1人の中年のおじさんゲイが。
「40歳になったのに、まだ何も誇れることを成し遂げていない。」
って言って。
革命を起こしていくさまは、感動的という以上に力をもらえます。
事実は小説より奇なり。
と言いいますが、本当に凄い人生を歩んだ人だったんですね。
ハーベイ・ミルクさん。
ちなみに、意外とラブシーンが多い。
ショーン・ペンが案外簡単に引っ掛けたジェームズ・フランコとはキスしまくりです。
日本で上映されるときに、カットされないといいんですが。
ジェームズ・フランコ萌え。
映画見てて。
素直に疑問に思ったのが。
Bathhouse(ハッテン場)
とか。
Cruising(ハッテン)
とか。
いったいどのように翻訳するのかしら?
日本でご覧になる方は、ぜひそこらへん要チェックです。
もし。
もしも、字幕でハッテン場とかハッテンとか書いてあったら。
1人で「あっ!」って言って、クスクスして下さい。
ノンケの方はほとんど気付かないはず。
吹き替えとかで「ハッテン!」とか「ハッテン場!」とかショーン・ペンが言うもんなら。
キャシー腹抱えて笑っちゃいます。
なんかあらぬ方向に話が進んじゃってますが。
ここまでの大作映画で、ゲイという存在を真っ直ぐ真ん中に捉えた作品って初めてだと思います。
一緒に映画を見たのが、トロント大学の友人一向で。
映画のエンドロールでは、みんなで大拍手。
ってか劇場全体から歓声が上がっていました。
その後、みんな涙目で。
「ちょ~感動した~。」
って、ペチャクチャ。
人が生きること。
正しさを貫き通すこと。
それらがなんなのか、改めて考えさせられるいい映画です。
アカデミー賞を『ミルク』に!!!