今日、いつも通りの授業で。
インターネットより新聞記事を見つけて。
30分で要約し、200単語程度の意見を書きなさい。
っていう課題が出て。
時間の制約があるので、熟知している同性婚をネタにしたキャシー。
カリフォルニアの住民投票がちょうど議論しやすいトピックだったし。
で、あんまり考えなしに。
ぱ~~~っと終わらせちゃったんです。
周りを見ると・・・みんなまだ全然終わってない。
ゲ・・・。
とか、嫌な予感が当たって。
先生から。
「じゃ、ちょっとキャシーくんが今やったやつを発表してください。」
って指名されて。
めんどくさい流れに。
放課後に、イスラム圏の学生さんたちに闇討ちされないことを祈りつつ。
即興で書いた文章を読み上げるキャシー。
「北米における結婚をするという行為は、その社会に参加するという意味であり・・・」
きょろきょろ。
「つまり、結婚ができない同性愛カップルは、その時点で社会から排除されていて・・・」
・・・冷や汗。
「だから、同性婚は同姓カップルが社会に参加するという点で、必要である。」
同性婚とか、ゲイとか、そんな単語を出すたびに。
クラスメートたちはより一層、キャシーに注目するもんだから。
本当に緊張しながら読み上げました。
で、先生。
「ワンくん、今キャシーが言ったことを要約しなさい。」
って、英語がダメな中国人学生を指名。
きょとんとした中国人学生。
「うぅん・・・キャシーは同性婚に反対で・・・?」
って!
えええええ・・・・。
そのアホな回答のおかげで、もう一度読まされるキャシー。
その後、議論タイムに。
コロンビアの女の子。
「あたし、ゲイとかセックスしてんのはかまわないけど。」
「子供を持つのは許せないわ。お母さんが2人だなんて、どっちをパパって呼べばいいの?」
うーん。
アホなのは、その顔だけじゃなかったのね。
って頭の中で怒りながら、必死に笑顔に戻すキャシー。
「じゃ、キャシーはパパいないけど、ママをパパって呼ぶべき?」
って、家族において、なぜ「父親」と「母親」が絶対必要なのかを批判してたら。
なんか、20人対キャシー1人になってきて。
あわわわわ・・・。
「おまえ、本当に同性婚賛成派なのか?」
とか。
「同性婚ならカナダでできるんだからいいじゃん。」
とか。
マシンガンのように、あちこちからあたしに意見が。
本当、ディベートもまともにできないこのクラス何?
人が発言しているときは、黙っているのが礼儀よ?
かなり頭に来たキャシー。
「これ以上の議論は、放課後に一対一でやるから、続けたい人はそちらへ。」
って中断させちゃいました。
本当に、帰り道に1人でプンスカ怒ってたわ。
でも、しょうがない。
ゲイとして生きていくんなら、これくらいの議論じゃひるんじゃダメよね。
強くならなくちゃ。
こんな議論で怯んでいるようじゃ。
もしも、いい人とめぐり合って。
結婚でもしたときに。
親戚全員を相手にする大戦争に太刀打ちできない・・・。
(そんな大戦争が待ち構えているのかと思うと頭がいたい。)