アメリカの住民投票で覆された同性婚に対するデモに誘われました。
これは学生が中心となったデモで。
トロントのアメリカ大使館の前で、わーわーやってくるそうです。
既に100人近く参加者は集まっているらしく。
トロントの学生たちの問題意識の高さがうかがい知れます。
先日の記事 で。
正しさを守る戦いには何も見出せない。
と偉そうに書いてしまいましたが。
あっさり、二つ返事で誘いに乗ってしまったキャシー。
こうなると・・・どんな面持ちで行くのかが問題になってきて。
たとえば。
みんなと一緒に、ガンガンデモっちゃうぞ~!!!
っていう方向性で行くには、まだ自分では消化しきれてないし。
それじゃ。
ブログのために、写真だけ撮りに来ちゃった~。
みたいな冷めた感じもいいんだけど、プライドってものもあるし。
小さいときから、細かいことに「なんで?」「どうして?」って突っ込みすぎるのがキャシー。
今まで、いろいろと活動をしてきた中で。
絶対に確信を持って。
「あたし、正しいことしてる!」
なんて思えたことはないし。
いつも、どこかで疑いながらやってきました。
というのも。
ゲイ
って、トロントではこんなに陽気に生きていても。
国や文化によっては、処刑されたり、監獄されかねない存在だし。
このトロントに居ようと、ゲイバッシングには直面します。
だから、その存在を掲げて。
「私たちは正しいんだ!」
なんて疑問視せずに、叫んでしまうことは。
売り言葉に、買い言葉のようで、不安に感じたりもします。
特に日本なんて。
「ゲイの人権を獲得するための活動をしてます。」
ってゲイコミュニティーで言ったら。
「は?あんたバカじゃないの?」
とか言われかねない雰囲気。
ノンケに言われるならまだしも、同じゲイに言われちゃうんです。
去年の冬、新宿2丁目の有名な某バーで飲んでいて。
一緒に飲んでいた友達に、関西パレードに参加したときの話をしていたら。
その会話を聞いていた店子さんに、それだけで普通に喧嘩を売られたキャシーたち。
おっかない。おっかない。
そんな日本で、ゲイアクティビズムに足を踏み入れるのは、覚悟が必要でした。
こんなこと言ったら、一緒に活動してた友達に怒られるかもしれないけど。
活動を始めた当初なんて、ゲイアクティビズムなんて半信半疑で。
ゲイって実は権利とか主張しちゃいけないんじゃ・・・。
とかめっちゃビビってました。
たまに人から。
「そんなことして何になるの?自己満でしょ。」
って言われます。
はい!
自己満足ですが、何か!?
一度限りの自分の人生です。
自分が楽しく生き生きできる道を歩くのは私の選択です。
「ゲイ解放運動とかやってて、ゲイの代表とかなったつもり?」
「ゲイのために活動してるっていう優越感に浸りたいんでしょ?」
とも言われたりします。
キャシー、自分が同意できないことには、声をあげることが大事だと思ってるの。
だから、それは自分のスタイルであって。
別にゲイの代表になりたいわけじゃないし。
あっ。売れっ子のカリスマGOGOボーイとかにはなってみたいけど(笑)
その体型で?
って思ったオカマ、覚えてなさい!
優越感はないとは言わないけど。
それは、ゲイという弱者のために活動している偽善から来る優越感ではなく。
自分が直面した問題に、声をあげて、それが影響を与えたときにくる自信です。
別にマザー・テレサになりたいわけではありません!
いや。なりたくても、なれません!の間違いです(汗)
すみません。すみません。
・・・。
ともかく。
私はただ自分の道を歩いているだけです。
そこの道が大きな石で塞がれてたら。
回り道する人も居れば、引き返す人も居るし、石を壊そうとがんばる人も居る。
キャシーの場合、同じ石に困っている人と協力して、それを退かしているだけ。
うん。
だから、デモでは。
声が枯れるくらい、ハイテンションで、楽しんできます。
警察に逮捕とか無いわよね・・・?
結局、ビビリなのは変わらず。